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免許取立ての私は実家の車を借りては夜な夜な海にドライブしていました。今は入れない浜辺も当時は門が付いて居らず当時乗ってた車が本当にギリギリ通れる土の道を通り、砂利の浜辺に辿り着き後部座席を上げてフラットにして、ちょっと窓を開けて鍵をかけて海音を聴きながらゆっくりとした時間を過ごせました。窓から見える夜空と海を走る漁船が大きな岩場の間から見えて綺麗で海音以外は何も聞こえず。今思えば絵本の中にいる様なキラキラした貴重な時間を車を毎晩走らせた先に見つけられた。良い思い出です。
セレナC26のセカンドカーとしてクリッパーリオを購入しました。街中は小回りのきくクリッパーです。近所のスーパーへ買出しに女房と出かけたのですが、お天気も良く(海の見えるあそこに行こうか)ついつい40キロも離れたお隣の県まで足を伸ばしました。その場所は女房と付き合っていた頃、若き日にスカイラインジャパンでよく行った場所です。このクリッパーの車検を3ヶ月残して、ノートeパワーメダリストを2月の展示会で注文しました。納車が楽しみです。私の誕生日3月9日に納車が間に合わなかったのがチョット残念でした。納車されたら又、思い出の地に出向きますよ。次は鹿児島県の知覧です。
47年前。若干22歳で結婚を求めた日々。二人して彼女の両親に土下座をし、結婚の許しを願うも。若さゆえなのか、どうしても許されることのなかった日。昼夜を通して泣き濡れた先に霞んでいた忘れえぬ光景があったのです。
交際4年が経ち、私の家に車で迎えに来た彼は、少し車を走らせ「そろそろ一緒に住まないとなぁ」とぽつりと言いました。これは「プロポーズだ!と思った私はすかさず「いつうちの親に「お嬢さんを下さい」と挨拶に来る?」と返答しました。今思えば、なんて現実的な返答をしたのだろう。とんとん拍子に事は進み、結婚式が行われました。彼はきっともっとロマンチックな返事を期待していたかも…。あれから10年、車中で繰り広げられるのは、車検費用の話、子供の学費の話など更に現実的な話。まぁ、それはそれで幸せな会話なのかな?
もう少し時間が経ったら、ふたりでドライブし、若き日の思い出をゆっくり語りあいたいものです。
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