標茶町の歴史と自然をの知ることが出来る郷土館です。

建物は、1885年（明治18年）に建てられた歴史的建造物の（旧）「釧路集治監」（現在の刑務所の一種）を移設したとのことです。

1階は主に歴史に関する展示で、考古学的に貴重な「二ツ山遺跡」の出土品の一部が常設展示されています。２階はアイヌ文化と自然関連の展示室と昆虫標本展示室となっており、中でも目を引くのは昆虫標本展示室で、道東の昆虫標本(飯島コレクション)を中心に約3,500点も展示されています。

また、隣接して復元保存された「塘路駅逓所」があります。

「駅逓」は、明治初期から北海道の開拓推進のために作られた北海道独特の施設で、標茶周辺には約20㎞ごとに１箇所設置されていたそうです。

「塘路駅逓」は、かつての「塘路湖畔漁業番屋」で1890年（明治23年）に設置され、、標茶町内に存在していた14駅逓のうち唯一現存する建築物で、標茶町の有形文化財に指定されています。

開館は9:00から16:00で、休館日は12月30日から1月5日です。（塘路駅逓所は夏季のみオープン）

入館料は無料です。