道南エリア最高峰の狩場山（標高1,519.9m）の南の麓、千走川の上流沿いの山間に所在する温泉で、開湯は明治18年（1885年）、一軒宿の「千走川温泉旅館」（日帰り入浴が可能）があります。

開湯当時は、ニシン漁に関係した人々で大いに賑わい、その後、付近でマンガン鉱山が操業したことから「満俺湯」（まんがんゆ）と呼ばれた時代もあったそうです。

泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」（中性低張性温泉）で、源泉温度38.5℃を加熱利用、鉄分を含んだ赤茶色の濁り湯は虚弱体質・運動器障害・リウマチ性疾患・創傷などに効くそうです。

源泉100%かけ流し、男女別の内風呂と露天風呂（12月から4月20日までは閉鎖）があります。

内湯の天井は、頑丈な梁で作られ、赤茶けて鄙びた風情を醸し出し、床一面に赤茶色の温泉析出物が広がっており、秘湯ムード満点です！

宿泊時の食事は、時季によりイカ・ホタテ・ツブ・ウニ・毛ガニ・アワビ・サンマ・サケなどの海鮮、ウド・タラノメ・ネマガリダケ・キノコなどの山菜、ヤマベ・イワナ・ニジマスなどの川魚など、海・山・川から得られる新鮮な旬の幸を堪能できますよ。

ウニは生きたままの殻付ウニ殻付きを自分で割って食べます。ヤマベは姿焼き・マリネ、アワビは生をかぶりつき・踊り焼き・天婦羅で味わえます。

なお、日帰り入浴の利用は13:00から21:00の間です。