駅逓は、北海道の開拓時代に交通が不便な僻地に、旅人に宿泊所として提供したり、馬を備えて貸出したり、郵便を取扱ったりした北海道独特の制度で設けられた「宿泊・運送・通信サービス」の施設で、北海道内に計238駅が配置され、馬は2835頭も飼われていたそうです。

現在の「道の駅」の原型と言えるでしょうね。

武華駅逓所は、大正時代に開設された北見地域で現存する最古の駅逓で、町の重要史跡となっており、建物は日本建築学会から「近代日本の名建築」にも選ばれています。

館内には先史時代のものから、開拓から昭和までの貴重な工具・食器・駅逓資料など、320点ほどが展示されています。

また、無加川流域で最も古い1万3200年前の「吉村遺跡」の遺物なども紹介されています。

開館日は金・土曜日のみ9：00から17：00です。（※向かいの商店に声を掛けますと、鍵を開けてくれますので、館内の見学が可能となります。）