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第4話渋滞あるある 優秀作発表!
全国のみなさまから寄せられた「渋滞あるある」の優秀作がここに!
みなさま、ご機嫌はいかがでございましょうか。
今回は、募集しておりました、3ジャンルの「渋滞あるある」の優秀作をご紹介してまいります。
全国のみなさまから腰が抜けるほどの量の回答をいただきました。ありがとうございます! 嬉しい限りでございます。
本来ならどのくらい嬉しかったかを切々と訴えかけたいところではありますが、待ち遠しく思ってくださった方々のためにも、サクサク進めてまいりましょう。
ここでも渋滞イライラを克服中のイラ山さんにも、お付き合いいただきます。
私の渋滞対処法
みなさまに教えてくださいとお願いしたのは、「より具体的な対処法」です。
例として「眠気防⽌のためにこんなことをしている」とか、「休憩所でするストレッチならこれが⼀番リフレッシュするばい」とかを挙げてみたのですが、もちろんそれよりも効果のありそうなものがたくさん寄せられました。
では、優秀作を発表いたしましょう。
「スルメを食べることです! しかもソフトタイプではなく完全に乾ききったゲソ。
この強敵はちょっとやそっとでは攻略できず、油断をすれば歯が欠ける可能性すらあります。この絶対に負けられない戦いに集中すれば、渋滞など全く気にならないでしょう!」
サンデーモーニング(男性・50代 【上級】渋滞イライラを完全に克服したマスター)
妙に勢いのある文体が、大事な歯を賭けて戦う熟年の熱い姿勢を彷彿とさせてくださいます。
本稿のほうではイライラするという感情の焦点をずらすことで克服しようと述べてまいりましたが、集中することでもそれが可能なのですね。
目からウロコ、口元にゲソ、でございます。
また一説では噛むことでセロトニン(別名「幸せホルモン」)が分泌されるともいいますし、そういう効果も期待できそうです。
みなさま、こちらでもお世話になります。イライラ克服中のイラ山です!
最優秀作には漏れてしまったものの、ぜひ掲載したいと思うものもたっくさんございました。そこで、私イラ山がここにご紹介いたします!
「ヨガの呼吸法をやっています。ポコ~と言いながらお腹を膨らませて吸い、ペコ~と言いながらお腹をへこませて吐く。自然と腹筋が鍛えられ、心も落ち着くことにもなり、一石二鳥で渋滞を乗り越えられます♪」みゅうっこ(女性・30代 【中級】おおむね渋滞イライラを制御できるベテラン)
「あらかじめ、通る地域のコミュニティFMの周波数を調べてカーオーディオにプリセットしています。地元のDJさんが発信する地域に密着した情報は渋滞中に聞いていて飽きません。
特にグルメ情報はガイドブックに掲載していない知る人ぞ知る店の情報が得られることもしばしば。
遠出の際の行きつけになった店が何軒もあります」
MASASAN(男性・40代 【中級】おおむね渋滞イライラを制御できるベテラン)
「私の渋滞にハマってしまった時の対処法はビンゴ!
子どもが2人いるので、退屈な時間はもう地獄! なので、なんでもゲームにしちゃいます!
車の中にビンゴカードを用意しておいて、前後ろ横の車のナンバー下二桁でビンゴをして場を楽しみます!」
みぃ(女性・30代 【初級】まだまだ渋滞イライラに支配されるビギナー)
この3本は、検討の余地なく、私的には採用ですね。美容と健康、グルメ、子どもへの対応だなんて、そりゃあママドライバーの私が食いつかないわけがありません!
ありがとうございました!
イライラ実話録
イライラした気持ちを吐き出してもらいたいという気持ちを込めて募集させていただきました、このジャンル。
でも、フタを開けてみたら、どことなくユーモア溢れるエピソードがたくさん集まりました。
このコラムを読んでくださる方は、きっとそういう心の柔らかさをお持ちなのですね。ほっこり。
ということで、いい気持ちにさせていただいたお礼に、優秀作は2本、でございます。
「高速の渋滞でやっと着いたパーキング。休憩とトイレタイムのあと、テイクアウトのお店で飲み物と焼き立てのタコ焼きをゲット。
車に乗り込み、いざタコ焼きを食べようと膝の上で開けた途端。コロコロコロコロ……。
あぁぁぁタコ焼きがっ、せっかくの焼きたてが無残に転がって行きました。
狭い車内で拭き掃除。ソースはこぼれるわ、青のりは飛び散るわで散々でした。
隣で旦那は目的地につくまでムッツリだんまり。車内に充満したタコ焼き臭は、最後までなくなりませんでした」
たぬる(女性・50代 【初級】まだまだ渋滞イライラに支配されるビギナー)
まさに、あるあるです。しかし、どことなく読んでいる方も苦笑いが浮かんできて、決して不快にはならないエピソードです。イライラした過去の思い出が、昇華されたような気分です。
もう1本の最優秀作は、短いながらも共感が波のごとく押し寄せて来る、そんなエピソードです。
「あまりにイライラしすぎて、お土産で買ったお菓子を食べてしまいました。体重は増えるし、友人へのお土産はなくなるし、反省です」
もぐ(女性・30代 【中級】おおむね渋滞イライラを制御できるベテラン)
短い文章ですが、きっとそこそこの量があったんだろうなあ、しかも結構どっしりしたおまんじゅう系なんだろうなあ、というような想像もふくらみます。
絶対そんなことをしないかと改めて問われれば、「いや、しちゃうかも……」と多くの人たちがうなずく姿が想像できます。
私の方からは、シンプルかつよく読むとキュートなエピソードを1本だけご紹介します。
男同士でドライブ中に渋滞。
好きな曲を聴いて景色を観ながら考え事をしていたら、助手席の友人がアームレストをドラム代わりにノリノリで曲を歌っている姿にめちゃくちゃイライラして。
「叩くな!やめろ!そして唄うな!」と怒っちゃいました……。
じゅん(男性・40代 【中級】おおむね渋滞イライラを制御できるベテラン)
怒涛のツッコミ3連発からの「怒っちゃいました」という、ちょっとした後悔。文章から滲み出るチャーミングな感じがいいですね。あと、助手席のご友人の気まずそうな顔まで想像できます。
イライラして思わず怒っちゃったエピソードは多かったのですが、後悔も含めて可愛いあるあるだなと感じましたよ!
渋滞ちょっとイイ話
あるあるエピソードの最後を飾りますのは、「渋滞ちょっとイイ話」です。
こちらは、想像以上に「そんなことがあるのか!」と心動かされるエピソードを多数寄せていただきました。
余計なイントロははぶきます。まずは優秀作を2本、お楽しみください。
「帰省中の事故渋滞。終わりの見えないノロノロ運転。時計も夜10時をまわると、妻と子はすっかり寝ている。
僕は目を擦り、ガムを噛み、時に頬を叩き、眠気と闘っていた。そのときだ。「パパ、うんち」と娘。
僕は焦った。こんなときに……。でも我慢しろとは言えない。渋滞の列から外れ、サービスエリアに入った。到着は余計に遅れるが、これで娘が救われるなら仕方ない。
『トイレだぞ、うんち大丈夫か』そう言うと娘がひと言。
『うんち? うそだよ、パパ、うんてん休んでね』
救われたのは僕の方だった」
りなパパ(男性・30代 【中級】おおむね渋滞イライラを制御できるベテラン)
……泣けます。泣きます。
なんかもう、鼻の奥のツーンが波状攻撃です。
言葉を重ねるのも野暮なので、もう1本の優秀作をどうぞ。
「渋滞中にラジオを聴いていました。
その日は辛い出来事があり、車の中で運転しながら泣いてしまいました。
その様子を隣のトラックの運転手のお兄さんが見ていたのは気付いていました。
その後そのラジオ番組の中で『車の中で泣いている女性を見かけました。元気を出してほしいので、この曲をリクエストします!』と、元気の出るような、応援をしてくれるような曲がかかりました。
余計に泣きましたが、泣いていたのを見てくれていたお兄さんの優しさに感謝しました」
しほ(女性・40代 【特級】渋滞イライラすら愛でてしまうレジェンド)
こういうの! こういうステキお兄さんになるべきです、日本男児諸君!
エピソードには書かれてはいませんが、きっと夜なんでしょう。
投稿してくださったしほさんの目には、きっと街灯の明かりが滲んだんでしょう。運転中だから、危ないからと何度も目頭を拭って、でも溢れてくる涙が止まらなくて……。
なんてことまで想像してしまいました。
ああもう、みなさん、なんてステキなんでしょうか。
私からも、いくつかご紹介させてください。
まずは、渋滞のときに車内が少し沈黙に満たされちゃうとき、そんなときに起きたエピソード2本です。
「渋滞にハマったとき。あまりに長い沈黙に耐えかねてか、いつも無口な上司がぽつりと「お前は優秀なやつだよ」と言ってくれたこと。あの時ほど渋滞に感謝したことはありません」
ちゅん(女性・20代 【中級】おおむね渋滞イライラを制御できるベテラン)
「久々の家族揃っての外食帰り、渋滞に。
助手席の家内がいま食べてきた食事について、いつものように料理評論家の如く評価を開始。評論が終わりしばらく車内が静かになった頃、後部シートに座る、この3月に大学を卒業する娘が、突然『お父さん、大学まで行かせてくれてありがとう』と。
びっくりしたというか、嬉しかったというか。こちらこそ、よく頑張ったと思う気持ちと。渋滞という空間で普段会話がない父娘の会話ができたことに、感謝します」
渋滞に感謝(男性・50代 【中級】おおむね渋滞イライラを制御できるベテラン)
渋滞中の意図しない沈黙。
それはかならずしも気まずい結果をもたらすものとは限らない。沈黙が破られたとき、思わぬ言葉を聞くことができるかもしれない。
そう考えると、渋滞中の沈黙も楽しめるんじゃないか、そう感じます。
そして最後にもう1本。
こちらは見事にオチのついたエピソードです。
「千葉出身の私が移住した大阪で28になったばかりの一昨年の秋。渋滞中にふと横の車を見ると、中学の時に新潟に転校した同級生が。向こうもすぐに気づき、お互いジェスチャーで示し合わせて次の交差点で一緒に左折。近くの喫茶店で再会を喜びあいました。彼も大阪に転勤してきたとのこと。
今度飲もう! と約束して別れた翌日、免許センターでまた会いました」
EVI(男性・30代 【中級】おおむね渋滞イライラを制御できるベテラン)
いや、決して翌日に会っちゃいけないわけじゃないんですけど、なんだかじわじわ笑えてくる感じが、とても味わい深いですよね。
あー、みなさんのエピソードを読んでいたら、なんだか元気が出てきました。
これなら渋滞を楽しむこともちょっとできそうです。
また会う日を楽しみに、イラ山からは以上です!
ということで、いかがでしたでしょうか。
渋滞すら楽しめる、そんなマインドの持ち主の方がこれほどたくさんいらしたとは。選定をしました関係者一同、感慨にむせびかえっております。
エピソードを寄せてくださったみなさま、改めて御礼を申し上げます。
そして、みなさまのドライブがこの先もずっと、穏やかで楽しいものとなりますように。
そう祈りつつ、「渋滞イライラ克服講座」全4回の閉幕でございます。
ありがとうございました!!!
テキスト/ドライブトーク研究室(クラッチ渡辺研究員)
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