断崖絶壁が続く海岸線で、1990年（平成2年）に指定された「暑寒別天売焼尻国定公園」の一部となっています。「ルーラン」とは、アイヌ語で「神の通り道」という意味だそうです。

海に岩壁が突き出た前人未到の難所であることから、かつては「浜益村」に向かう際、この難所を避けるために「濃昼山道」が開削されたそうです。

落武者となり北海道に渡ったとされる源義経が、静御前を偲び泣いた場所であるとの伝説から付けられた「義経の涙岩」と云われる洞窟があります

以前は国道231号から見ることができたのですが、国道231号が新ルートに付け替えられて「太島内トンネル」（ 2,454.5 m）が設けられたため、残念ながら到達困難な場所となりました。

現在は、太島内トンネル手前の駐車スペースから、ルーラン海岸の一部を見ることができます。