かつてJR室蘭本線の「志文駅」と「万字炭山駅」の間（23.8㎞）を結んでいた「万字線」は、1985（昭和60年）3月に70年余の歴史に幕を閉じ、廃線となりました。

（旧）朝日駅の跡地は、構内が公園に整備されてB20形蒸気機関車（1号機）が静態保存・展示され、駅舎・線路・車止め・ホーム・駅名標・踏切警報機なども保存されています。

このB20形蒸気機関車は、戦時中に製造された国鉄の入換え用の機関車で、鹿児島の10号機と共に、北と南に１輌ずつ残された最後の現役Ｂ20形でしたが、1967年（昭和42年）に廃車となり小樽築港で保管され、、1971年（昭和46年）に岩見沢市が借り受けて市内の「東山総合公園」に保存展示され、その後、1999年（平成11年）に万字線鉄道公園に移設されたそうですが、「万字線」と縁のない同蒸気機関車が、何故この地に移ってきたのかは不明だそうです。