1時間くらいで山頂まで。山頂は高所恐怖症の人にはきついかもですが、見晴らし良い。海も見えるし、増毛連山もみえます

暑寒別天売焼尻国定公園内にある山で、増毛山地の南端に位置する標高７３９．５ｍの山です。

ピラミッド形状の美しい山で、見る角度によっては富士山のように見えるため、「黄金富士」や「浜益富士」とも呼ばれています。

「こがねやま」の名称は、春先にフクジュソウが山を色鮮やかな黄で彩り、その情景がまるで煌めく黄金に見えたところから名付けられたそうです。

アイヌ語では、「ピンネタイオルシペ」（樹叢の平原の中にそびえる雄山）と言われています。この地域には、北方先住民族の遺跡があり、アイヌ伝承文学「ユーカラの発祥地」とも言われ、『ポイヤウンペ物語』のトメサンペツはこの近くを流れる昆砂別川で、シヌタプカの城は黄金山だという伝説もありますよ。

また、奥州平泉から逃れた源義経が、この山で鎧や兜を脱ぎ、それがヘビになったという伝説もあるそうです。

約１時間半程度の手軽さで登ることができ、子供や女性も安心して登山を楽しめますよ。

　登山口には、広い駐車場・水洗トイレを備えた休憩所が整備され、登山案内も丁寧に書かれています。

山頂からの景色は正に絶景！群別岳や奥徳富岳などの暑寒別連峰はもとより、遠くに積丹半島も望みことができる３６０度の大パノラマです！

また、初夏からは「ヒメイチゲ・タチツボスミレ・ニリンソウ・エゾエンゴサク・エンレイソウ・ザゼンソウ・フギレオオバキスミレ・オオカメノキ・シラネアオイ・ムラサキヤシオ・オオサクラソウ・センボンヤリ・ミヤマアズマギク・キジムシロ」などの様々な野草や高山植物の可憐な花々が楽しめますよ。

なお、「山開き」は例年５月下旬の日曜日です。