第3話実感満載"運転ベタあるある"優秀回答発表!
みなさん、お世話になっております。ご機嫌はいかがでしょうか。
さて、「運転ベタ卒業講座」はいかがだったでしょうか。
運転支援機能を十全に活用すれば、楽しくドライブができそうな希望を強く感じ取っていただけたかと思います。
今回は、お待ちかねの「運転ベタあるある」の優秀回答の発表でございます。
どの応募作にもご自分の苦手な部分をそのエピソードとともに余すところなくご披瀝いただけており、共感と感心と笑いと涙で背骨がふにゃふにゃになりながら、選抜させていただきました。
投稿フォームには運転ベタ度を自己申告してもらっております。
やればできそうな気がする、あとひと押しで運転ベタから卒業できそうな人は【初級】、駐車とか車線変更とか、苦手ポイントがはっきりしている運転ベタさんを【中級】、現状運転しない人生が当たり前となってしまっている運転ベタさんを【上級】、運転の文字を見るのも辛いくらいの重度な運転ベタさんを【特級】、というような感じです。さらには、運転ベタから卒業なさっている【OB・OG】さんの立場からも、投稿いただいております。
おっと、相変わらず前振りが長くなりました。
同じ運転ベタに悩まれている仲間からの、実感満載な投稿を読んでまいりましょう。
ひとりじゃないと心を強くしつつ、失敗エピソードを一緒に笑いつつ、楽しくドライブする日を目指して。
優秀回答はこの5本!
今回の応募総数はなんと1,600通オーバー! ありがとうございますありがとうございます。 運転ベタなら涙が滲むほどに痛いくらいわかる、そんな渾身の「運転ベタあるある」トップ5がこちらです!
投稿者:えーじさん/40代/【中級】苦手がはっきりしている運転ベタさん
ラーメン屋さんなどで、ひとり難しい顔をしながら食事をしている人、いますね。柔らかくて肉厚の炙りチャーシューにかぶりつこうが、ハンバーグにかかるソースが鉄板の上で跳ね踊ろうが、ずっと厳しい顔している人。
そうかあ、駐車場から出すときのことを考えていたんですね。
疑問がひとつ氷解しました。えーじさん、ありがとうございます。
人生は、こういう小さな発見の連続です。この投稿を見る以前と以降では、その豊かさが変わりました。感謝いたします。
そして少し泣けますね。
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手やライトで合図してもお互いが同時に動いちゃうとか……。
一度シンクロ率100%になるとなかなか抜け出せない……。
投稿者:マサト/30代/【OB】運転ベタさんの気持ちのわかる現役ドライバーさん
たまに、たまになんだと推測いたします。投稿者は運転ベタからの卒業者さんなので、実際に今こういうことがあっても、対処はできるのでしょう。
でも、思わぬシンクロ率の高さに運命を支配されてしまうなんて、確かに悲しいことですね、シンジくん、あ違った、マサトさん。
こういう誰が悪いわけでもない状況で、でも望ましくはない状況ならば、積極的に打開していきましょう。人類規模で何かを補完しなくても、自車の正確な位置がアラウンドにビューできればいいんですから。
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あれやこれや話しかけられても答えられん。
運転に集中したいんじゃ。
投稿者:ひでさん/50代/【中級】苦手がはっきりしている運転ベタさん
今、わたくしどもは無力感に苛まれております。
ここまでお読みいただいた「運転ベタ卒業講座」のどこを探しても、助手席にお座りの奥様を対象にしたサイレンス機能を探し出すことができません。大変申し訳ありません。
しかし……。運転での苦手項目に、助手席の方とのやりとりなどの車内での会話が苦手とされた方の、なんと多いことか。
助手席に座る方の人柄などはまさにケースバイケースかと思いますが、そういう方々の悪口はここでは差し控えましょう。それよりも、なぜゆえに助手席から話しかけられると運転に集中できないのか、そちらに注目しましょう。
それはきっと、もう少し運転に余裕が生まれれば解決することなのかもしれません。長年、奥様に対して秘密をキープできている心の強い投稿者さんならば、ほんの少しの余裕さえプラスされれば、より強い気持ちで会話をはじき返す……いえいえ、楽しく会話をすることができることでしょう。
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でも、やっぱり再び「東京方面」に乗ってしまい、グルグルグルグル帰れませ〜ん!!
投稿者:ぷぅ。/40代/【中級】苦手がはっきりしている運転ベタさん
東京の首都高速道路、複雑です。あまりに複雑怪奇に曲がりくねるので、タルコフスキー監督が『惑星ソラリス』の冒頭で、未来社会の象徴として首都高を撮影したのも、頷けます。一説には、東京を流れる河川の上を有効利用して敷設したために……って、失礼しました。ほっとくとウンチクの積層になります。反省しています。
この投稿者さんは、そんな複雑な高速道路のあり方における被害者の代表といえます。
この稿をご覧の皆さんは、まさか「ナビ見れば一発じゃん!」などとはおっしゃらないと思います。なにせ、運転ベタさんにとっては、緊張でテンパった状態での高速道路の運転などは、大変ハードルが高いのですから。そのほかの運転技術が高くても、です。
そういうときにこそ、周囲の状況を確認するための手助けとして、運転を支援してくれる機能がその効力を大いに発揮してくれるはずです。
>>傷ついたプライドごと優しく包んでくれる運転支援機能はこちら。
車間距離をあけて走りたい派!なんです!
投稿者:ジャガ/40代/【OB】運転ベタさんの気持ちのわかる現役ドライバーさん
ただの派閥ではありません。「車間距離をあけて走りたい派!」という、ビックリマーク付きの派閥です。意外なところにも支援者の多い、誰も決して無視できない派閥です。第一、安全のためには理にかなっていますしね。
前の車との車間距離がよっぽど空いていれば別ですが、無理に入ってこようとする人って、なんなんでしょうね?頻繁な車線変更は、それこそ運転が下手な証拠だ、とおっしゃるベテランドライバーさんもいます。だとすれば、投稿者さんの方が運転上手なのかもしれません。
余談ですが、声に出して「入ってこないで!」と叫ぶのも、精神衛生上正しいかと。ためすぎは健康にもよくないですし、叫ぶことで少しでもすっきりしていただければ、それで良し、です。
胸を張って、叫んでください。同じ派閥の構成員として、応援しております。
>>正しい発声法はさておき、周囲の確認などをサポートする運転支援機能はこちら。
……ということで、「運転ベタあるある」の優秀回答、いかがでしたでしょうか。
見ず知らずの人と恋に落ちるのは難しいことですが、愛を感じることは可能です。みなさんも、投稿者さんたちに、そこはかとない愛を感じてしまったことでしょう。そう、相互理解は愛情を育む第一歩です。これこそが、あるあるを通して生まれる愛の形なのです。ピース。
そして、どこかの路上で出会った時には、お互いやさしい気持ちですれ違いましょう。
まだまだ終わらない!準優秀回答をさらに10本
勘のよい方ならうっすらお気づきだとは思いますが、もちろんこれだけでは終わりません。
うれしい悲鳴で喉が潰れるほどにたくさんいただいた回答から、さらに10本のあるあるをご紹介いたします。わかるわかると、声に出しつつお読みください。喉を痛めるので黙読も可です。
車幅が掴めていません。
投稿者:なおなお/40代
投稿者:KANARIKUN/60代
コインパーキングのゲートでは、チケット発行機の台座のコンクリートが出っ張っているので、そこにボディが触れないよう注意しつつ、目一杯の幅寄せを。
しかし、3回に1回は、届かないんです、手が、チケット挿入口に(笑)。
投稿者:Dopey/50代
駐車券をめぐる壮絶な戦い3連発です。今回は、3連敗の様子をお届けしています。
これらの投稿から我々が読み取れるのは、コインパーキングでの出入りは、決してイージーではないということ。誰もが、血の通わないあの冷徹な機械と戦い続けている、のです。
だから現代の最先端テクノロジーをもって、対抗しましょう。
あ、左ハンドルの方はまた別の機会に。ここ、日産のページです。
投稿者:フラッペ/30代
投稿者:のとこ/50代
運転ナビは見ないといけないが、人間ナビは画面を見なくても返答があるのがよい。
投稿者:チョコまみちゃん/50代
ナビシステムとのおつきあいに関して、決して人ごととは思えないお悩みです。
最後まで付き合ってくれない、素直に忠告を聞き入れられない、欲しい言葉をかけてくれない……。
なんだか、恋愛相談を受けている気持ちになります。「いいから一度落ち着いて、よく話し合ってみたら?」と、思わず女ともだちライクなリアクションをしてしまいそうになりますが、いやいや、相手はナビシステムでした。
ナビシステムの機能を今一度確認して、どこまでが期待できるのか、上手に付き合うにはどうしたらいいのか、もう一度真正面から向かい合ってみましょう。あ、やっぱり恋愛相談みたいになりますね。
投稿者:下手なりにやってますから/40代
投稿者:おるか/40代
主人は鬼教官とまではいきませんが、駐車に関して非常に厳しいです。車体が曲がっていたり、ハンドルを切ったままエンジンを停止すると指導が入ります。
投稿者:えびねこ/30代
投稿者:おっちょ/50代
妻は夫から、夫は妻から、意外なところで幼い我が子から……。同乗している身内からのフレンドリーファイア4連発ですね、まさに。
運転中に叫ばれるのは心臓に悪いですし、気持ちも萎えますし、あまりいいことはないようです。
そもそも、運転ベタさんがハンドルを握っているときというのは、もちろん緊張状態にあるわけですよね。そういうとき、多くの情報量を処理できないシングルタスク状態になっちゃっているとされています。まあ、そのあたりのことは「ペーパードライバー卒業講座 第2話」あたりで詳しくお話をしているので、よければそちらを。読み返してみましたが、いいコラムです。自画自賛。
フレンドリーファイアというのは味方からの射撃、つまり同士討ちです。撃ってくるのは本当は味方なんです。でも、同乗者が味方の役目を果たしてくれないなら、褒めてくれないなら、やっぱり運転支援機能は大事じゃないかな、と思うんです。
感謝を胸に今回の締め
「運転ベタあるある」へのたくさんの投稿、本当にありがとうございました。
応募総数がたくさんあったという嬉しさ以上に、世の中にたくさんたくさん運転ベタさんがいて、たくさんたくさん悩んでいることがわかったことにも、また胸が温かくなりました。悩んでいるのは自分一人じゃないんだ、と。
つまり、です。苦手なことがあるのは当然(こんなにたくさん同志がいるのだから!ハラショー!)。つまり社会のニーズです。じゃあその苦手項目を助けてくれるテクノロジーはどんどん進歩するし、それを利用しちゃえばいいじゃんか、というのは当然の帰結です。
すれ違うのが苦手で、細い道ではミラーをたたんで亀のようにじっと動かず待ち続ける、という投稿がありました。立体駐車場のスロープの狭さを克服できず、登ることも降りることもできなくなったことがあるという人がいました。豪雨の中でも、いったん降りてから確認しないとバックで駐車できないという人もいました。あと、駐車の時に勢いよく振り返りすぎて五十肩を悪化させたという悲報もありました。いたたた。
みなさん、涙ぐましい努力と諦めを同時に噛み締めて運転しています。でもでも、かなり賢くなった自動車の新しい機能も、ひとつその解決策の候補として考えてみてください。
ドライブがもっと楽しくなるはず、と信じています。ええ、心から。
では、また。
テキスト/ドライブトーク研究室(クラッチ渡辺研究員)