札幌市と虻田郡京極町に跨る標高1,464mの山で、札幌近郊の山々の最高峰（標高1,460m）です。山の名は、アイヌ語の「ムイ・ネ・シリ」（箕のような山）に由来するそうです。

登山道は、豊羽鉱山から山頂を目指す「元山コース」と、国道230号沿いの薄別地区から山頂を目指す「薄別コース」が開削されています。かつて「元山コース」は、薄別から蓬莱川に沿って1時間以上の長い林道歩きが強いられる中級コースでしたが、その後に林道が開放され、途中の「蓬莱小屋」まで車で進入できるようになり、比較的簡単な初級コースとなりました。登り約2時間30分・下り約2時間・歩行距離は約12km・標高差は809mです。山頂の手前の斜面は、チングルマやハクサンイチゲの咲き乱れるお花畑となっています。山頂には、二等三角点「無意根」が設置され、余市岳 （1,488m）・喜茂別岳（1,177m）・尻別岳（1,107m）・羊蹄山（1,898m）・定山渓天狗岳（1,145m）・神威岳（983m）・八剣山（498m）・札幌岳（1,293m）・空沼岳（1,251m）や羊蹄山（標高1,898m）などの山々が展望できます。