蘭越町と寿都町の境界付近に南北へ細長く連なる古い火山性の山地（海底火山が隆起した）で、「幌別山地」とも呼ばれています。

主峰「幌別岳」（標高892m）をはじめ、「天狗山」（標高840m）・「観音山」（標高684m）・貝殻岳（標高733m）で形成されています。

「幌別岳」や「天狗山」の山頂からは、狩場山・羊蹄山・ニセコ連山・昆布岳などの山々、寿都の街並みと日本海を望む素晴らしいロケーションです。

また、かつて「天狗山」の南斜面には、「大金鉱山」が存在しました。鉱脈が大正元年頃に発見され、1930年（昭和5年）から1954年（昭和29年）に掛けて金・銀・マンガンなどを産出し、鉱山関係者で1000人規模の集落があったそうです。現在では、草木に覆われ朽ちかけた鉱山遺構が残されています。

登山口は、寿都郡黒松内町北作開の「追分バス停」付近で、ここから山側の林道に入り、「金が沢川」沿いに遡る片道約7㎞の行程で、中・上級者向けの登山コースです。