川上郡弟子屈町の摩周湖畔と斜里郡斜里町の川上地区とを結ぶ総延長35㎞の北海道道道1115号（摩周湖斜里線）のうち、清里町内の一部区間は、秋になると道沿いにコスモスが咲き誇り、色とりどりのコスモスを前景に日本百名山の一つである秀峰「斜里岳」（標高1,545m）の雄姿を眺めることができることから、別名「コスモスロード」と呼ばれています。

「道東のマッターホルン」とも呼ばれる斜里岳の裾野には、「全国農村景観百選」にも選定されるほどの美しい農村景観が広がり、多くの観光客を魅了していることから、沿道の11戸（現在は13戸）の農家が、さらに美しい景観を創ろうと、1993年（平成5年）から「上斜里フラワーロード推進協議会」を立ち上げ、延長2㎞に渡り道路沿いの幅3ｍの農地にコスモスを栽培し始めたそうです。

これまでの23年間の活動で、会員数は現在13戸となり、「コスモスロード」は神威地区や国道334号（知床国道）の沿線へと栽培範囲を拡げ、約3㎞にも及んでいるそうです。

なお、コスモスの見頃は、8月上旬から10月上旬です。

また、清里町の中心部から知床半島の方向へ約3㎞進んだ場所には、「上斜里駐車場」（コスモスロード駐車帯）が設けられており、駐車場の脇にはウッドデッキとテーブルが用意された通称「シーニックデッキ」があります。目の前の広大な畑越しに「斜里岳」を眺め、寛ぐことができますよ。

「シーニックデッキ」は、国土交通省の「日本風景街道・シーニックジャパン」事業に賛同して設置されたものです。

なお、トイレと水場はありませんので、注意してください。