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TOPICS1

意外に多い!「駐車が苦手」なその理由とは

運転は得意でも、駐車が苦手という方は多いのではないでしょうか。教習所の仮免試験の課題となっているせいか、難関というイメージもあるかもしれません。

苦手な理由としては、後ろ向きの運転に慣れていないことや、手順の複雑さなどが挙げられますが、調査1※によると以下の理由が挙げられるようです。
・駐車場が一般道路に比べて車や人の動きが不規則
・地下駐車場など暗い場所での視界が悪い
・駐車中のほかの車両で死角が多い

また、苦手な意識だけでなく、交通事故の約3割が駐車場で起きています。交通事故は交差点や路上が多いというイメージがありますが、駐車場も実は事故が起きやすい場所なのです。
さらに駐車場に限らないものの、免許を取得して間もない運転初心者は、ベテランドライバーと比較しても自動車事故を起こしやすい傾向にあります。警察庁の調査※2によると、その差はなんと約2~3倍!10万人当たりの事故件数では、免許を取って間もないと推測される16~19歳が1075件、20歳~24歳が595件と多く、比較的運転に慣れていると思われる40~44歳の299件と比較して大きな差があるのです。

TOPICS2

駐車はマルチタスク!判断ミスに注意しよう

駐車場内の事故では約9割が「安全不確認」による「発見の遅れ」です※3。その理由として、駐車場内は一般道路での運転よりもマルチタスクで情報を処理する必要があると考えられます。
例えば「周りの車や人の動きを把握しながら、空いた駐車スペースを探す」、「バック駐車の際に後方に注意しながら、左右の側方間隔も確認する」といったケースは、慣れていない方にとってはかなり難しい運転です。

駐車場での事故に限らないもの、運転初心者は正しい状況判断ができずに事故を起こす傾向があります。例えば、16歳~19歳の年代は40~44歳と比較すると、考えごとをして状況を把握できない「漫然運転」や、走行中に前方から目をそらして運転してしまう「わき見運転」、相手の車両の動きを見誤る「静動不注視」、「安全不確認」の件数※2が多くなります。

TOPICS1

焦りは禁物。シーン別で注意点を確認!

「駐車場は危険が多い」という認識をしたうえで、ミスが起こりがちなポイントを押さえましょう。

◆直進する時

車間距離を十分に取りましょう。例えば前の車が駐車スペースを見つけた時、急停車やバックをする可能性があります。すぐに停車可能なスピードで走行しましょう。
また、駐車場所を探すことだけに集中せず、他の車や歩行者の動きに目を配りましょう。

◆バック駐車の時

後方は死角が多いため特に注意が必要です。見えない時は無理せず下車して確認をし、ミラーやバックモニターだけに頼らずに目視でも確認しましょう。周囲に車の存在を知らせるためにハザードランプを使用する方法もあります。
また、バックギアに切り替えてもすぐに動き出さず、一呼吸置きましょう。後退する速度は歩くくらいが安心です。
さらに、同乗者がいる場合は誘導してもらうなど協力を仰ぎましょう。

◆駐車スペースから出る時

左右の視界が停車した車で見えない場合は、一気に発進せず少し車を前に出してから左右の状況を見て、歩行者がいないか確認しましょう。歩行者や他の車に自車の存在を知らせることも大切です。安全を確認したら慌てずにゆっくりと出ましょう。

死角に入りやすい「子どもの動き」に注意!
小さな子どもは死角に入りやすくドライバーから見えにくい傾向にあります。不規則な動きで駐車スペースに飛び出したり、走り出したりするため特に注意が必要です。
また、子どもは親のすぐ後ろを追う傾向がある※4ため、大人の歩行者の後ろに子どもが付いてこないか確認しましょう。

逆に自分が子どもを車に乗せる場合は「子どもだけを外で待たせない」ことを守りましょう。
例えば車に乗せる時は先に子どもを乗せる、降りる時は大人が先に降りる、荷物の積み下ろしは、子どもを車に乗せたまま行うといったルールを徹底し、「誰」と「どこにいるのか」を常に把握することが大切です。
さらに、駐車場内を徒歩で移動する際は子どもの手をしっかりと繋ぐ、歩道や路側帯の中を歩かせ、大人が車道側を歩くといったことも徹底しましょう。

なお、運転が不安という方は、JAFの危険予知・事故回避トレーニングがおすすめです。映像を見ながら、次に何が起こるか考え潜む危険を確認できるほか、解説によって見落としがちな危険に気付くことができます。駐車場のほか、交差点、市街地、夜間などシーン別に整理されているため、気になるシーンをチェックするとよいでしょう。
実際の運転を練習したい方は、教習所やドライブスクールの「ペーパードライバー教習」の受講がおすすめです。自分が不安な箇所を重点的に教えてくれるので運転技術の向上に役立ちます。

TOPICS4

視界サポートで駐車をもっと簡単に!

駐車時に前方、後方、側面などを同時に見ることは難しく、慣れない方にとっては不安なものです。そんな時便利なのが「視界サポート機能」を備えたインテリジェントアラウンドビューモニター※5です。
車の真上から見ているかのような映像によって、周囲の状況を知り、駐車を容易に行うための支援技術です。車の真横や斜め後ろなど、目の届きにくい箇所も確認できるため、バックミラーや目視と合わせて確認すること、余裕を持って駐車することが可能です。
また車両周辺に移動物があるときに音と表示で通知をする機能や、ハンドルを切った際にどの程度車が曲がるのか予測する進路線や、白線に対して距離を表示する距離目安ラインがリアビューに表示されるので、慌てずに駐車できます。

そのほか、暗い駐車場でも後方がはっきり見えるインテリジェントルームミラー※6や、移動物の検知機能、障害物を検知した際のソナー機能など、視界確保や死角をカバーする機能も駐車に大いに役立ちます。
また、衝突回避サポートとして、ブレーキとアクセルを間違えて踏み込んでしまった時にもメータ内の表示や警告音で知らせてくれる、踏み間違い衝突防止アシスト※7が機能するため、万が一の時も安心です。

TOPICS5

運転酔いや疲労軽減にも運転支援機能を活用!

「駐車は問題ない。大丈夫」という方でも、例えば運転すると同乗者が酔ってしまう、すぐに疲れてしまうといったことはありませんか?

例えば、同乗者が酔ってしまうのは急なハンドル操作やアクセル、ブレーキが原因です。特に「かっくんブレーキ」は要注意。車を停める意識が強すぎて急ブレーキをかけたり、停車の瞬間までブレーキを踏み込んだりすると起きてしまいます。
また、スピードの出し過ぎや急カーブを強引に曲がるなど、車の振動も酔いやすくなる原因です。

ペットにもやさしい運転を
人間はもちろんペットも車酔いをすることが知られています。よだれやあくびが出る、呼吸が早くなるなどの症状が出始めたら要注意です。車に乗る前に食事を控える、こまめな休憩や視界を制限するクレートに入れて移動するなど対策をしましょう。

TOPICS6

かっくんブレーキ解消&疲労軽減にe-Pedal Stepが活躍

かっくんブレーキ解消には、止まる瞬間にブレーキの力を少し抜くことがコツです。しかし、アクセルとブレーキの踏みかえが苦手、踏み込む癖でいつもかっくんブレーキになってしまう、という方にはe-Pedal Stepがおすすめです。

e-Pedal Stepとはアクセルペダルひとつで加速、減速がコントロールできる運転支援機能です。
ワンペダル感覚の運転が楽しめるほか、ブレーキペダルとの踏み替え回数が減ることで運転が楽になります。特に信号が多い街中や、低速のストップ&ゴーが多い渋滞などで大活躍。気付かぬうちに蓄積する足の疲労感が軽減されるためおすすめです

TOPICS7

気付かない運転の負担も運転支援機能で解消!

さきほどのe-Pedal Stepのように、当たり前に必要だと思っている運転の負担も、運転補助機能を使うと負担を軽減できます。

例えば高速道路を一定速度で走るというシーンでは、アクセルペダルのコントロールを長時間行うことが当たり前でしたが、今はインテリジェントクルーズコントロールを使えば、足の負担は大いに解消されます。

さらに、プロパイロット※8は車線中央維持機能も備えているため、ハンドル操作も手を添えるのみとなるため、渋滞走行と長時間の巡航走行で活躍します。
また、後側方衝突防止支援システム※9(インテリジェント BSI)は、死角になりやすい隣接レーンの後側方を走行する車両を検知すると、ドライバーに表示でお知らせします。さらに車線変更を開始時に、警報と車両をもとの車線内に戻すような力を発生し、隣接レーンの車両との接触を回避するようアシストします。

その他にも、2台前を走る車両の情報をもとに注意を促す前方衝突予測警報※10(インテリジェント FCW)や、車線内に戻す方向に力を短時間発生させ、ドライバーがクルマを車線内に戻す操作を促す車線逸脱防止支援システム※11(インテリジェント LI)、発進の見落とし防止をサポートする先行車発進お知らせ※11など、ドライバーをやさしくサポートしてくれる機能を搭載した車両が多数登場しています。

いかがでしたか?車の運転が苦手、不得意と感じているドライバーにとって、車の安心と安全のために進化を続ける「運転支援機能」は心強い味方です。今後ますます期待できる運転支援機能を使って、楽しいドライブにお出かけしてはいかがでしょうか。

※1
一般社団法人 日本損害保険協会東北支部「駐車場事故の実態」
https://www.sonpo.or.jp/report/publish/bousai/ctuevu00000053xr-att/parking.pdf
※2
警察庁「令和2年中の交通事故の発生状況」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00130002&tstat=000001027457&cycle=7&year=20200&month=0
※3
公益財団法人東京都道路整備保全公社/駐車場の交通事故減少に向けた 安全性向上のための施設運用
https://www.tmpc.or.jp/Portals/0/images/03_business/business/index_01/h30_2_g.pdf
※4
京都府警察「交通事故防止」資料
https://www.pref.kyoto.jp/fukei/kotu/koki_k_t/infant/documents/infant02.pdf
※5:アラウンドビューモニター
安全装備はドライバーの安全運転を補助するものであり、あらゆる状況での衝突を回避するものではありません。システムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがありますので、システムだけに頼った運転はせず、天候や路面状況に合わせた運転、周囲の車両・歩行者の確認、十分な車間距離の確保など、安全運転を心がけてください。先進技術・機能の設定条件は、車種・グレードお知らせすることで、安全確認をサポートする機能です。すべての移動物を検知できるわけではありません。また、静止しているものは検知できません。車両の操作をするときは、周囲の安全をミラーや目視で直接確認してください。

※6:インテリジェントルームミラー
ルームミラーとインテリジェント ルームミラーには死角があります。事前に死角範囲を確認してご使用ください。ミラーとカメラの取付位置の違いにより、対象物の大きさが異なります。使用状況により、太陽光線や照明等の直接光・反射光がカメラの視野範囲内に映ると、モニター映像が見にくくなることがあります。夜間や暗い場所、照明の下および悪天候下などでは、モニターの映像と実際の色味が異なることがあります。LED光源を使用した照明の一部が映った場合、モニター画面がちらつく場合があります。ACC ONまたはエンジンONの状態でモニターを使用できます。

※7:踏み間違い衝突防止アシスト
進行方向の壁や車両などの障害物(前進時・後退時)や歩行者(前進時のみ)を検知。アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違えやブレーキ操作が遅れたときに、警報音と表示で警告し、さらに過度な加速の防止や障害物・歩行者への衝突防止を支援します。

※8:プロパイロット
アクセルペダルの戻し時の減速度はe-Pedal OFF時のBレンジより強めに効きます。さらに強い減速が必要な場合はブレーキペダルを使用してください。減速時のブレーキランプは一定以上の減速度が発生する場合と停止時に点灯します。

※9:インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)
ドライバーの安全運転を補助するものであり、あらゆる状況での衝突を回避するものではありません。インテリジェントBSIは、ドアミラーによる周囲の検知を代わりに行ったり、車両や障害物との接触を防ぐ機能ではありません。車線変更を行うときは、機能に頼った確認をせず、必ずドアミラーおよびルームミラーで側方および後方の安全を確認してください。インテリジェント BSIは約60km/h以上で走行中に作動します。検知範囲は、自車両のドアミラーからリヤバンパーの後方約3m、車両の側面から横方向に約3mです。レーダーセンサーおよびカメラには限界がありますので、機能を過信しないでください。条件によって、車両が検知できない場合があります。機能のON/OFFを切り替えることができます。
システムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがありますので、システムだけに頼った運転はせず、天候や路面状況に合わせた運転、周囲の車両・歩行者の確認、十分な車間距離の確保など、安全運転を心がけてください。詳しくは取扱説明書をご覧ください。インテリジェントBSIの設定条件は、車種・グレードにより異なります。詳しくはカーライフアドバイザーまでお問い合わせください。

※10:前方衝突予測警報(インテリジェント FCW)
ドライバーの安全運転を補助するものであり、システムの能力には限界があります。天候や路面状況などによっては作動しないことがありますので、システムだけに頼った運転はせず、天候や路面状況に合わせた運転、周囲の車両・歩行者の確認など、安全運転を心がけてください。車速5km/h以上で作動します。インテリジェントFCWの設定条件は、車種・グレードにより異なります。詳しくはカーライフアドバイザーまでお問い合わせください。

※11:車線逸脱防止支援システム (インテリジェント LI)、
インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システムはドライバーの安全運転を補助するものであり、あらゆる状況での衝突を回避するものではありません。システムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがありますので、システムだけに頼った運転はせず、天候や路面状況に合わせた運転、周囲の車両・歩行者の確認、十分な車間距離の確保など、安全運転を心がけてください。作動には一定の条件があります。機能の詳細は、取扱説明書をご確認ください。インテリジェント LIは、一部の車種でグレード別設定、またはメーカーオプション設定となります。詳しくはカーライフアドバイザーまでお問い合わせください。