祖父が他界して元気がなかった祖母のため、3月の誕生日に家族全員でお祝いをしました。「何かしたいこと、欲しい物ない?」黙っていた祖母が一言。「桜がみたい」そこで、桜の名所もあり温泉も入れる別府へドライブがてら出かけました。腰が悪い祖母を私のキューブに乗せて、ゆっくりと休憩を入れながら別府へ。温泉と桜を満喫した祖母は、「ありがとう」と何度も言いながら涙を流していた姿は今でも忘れられません。その年の冬には、認知症を患ってしまった祖母。今は施設で穏やかに暮らしています。家族全員で行った最後のお花見。ピンクの桜と緑の芝生、川のせせらぎがとっても美しくて今でも忘れられないドライブです。
投稿日:2017/05/31 投稿者:こーひー女子 さん (福岡県・30代・女性)