私の小さい頃、しばらくおばあちゃんの家で暮らした記憶があります。
おばあちゃんとご飯を作ったり、お風呂に入ったり、いつもは寡黙なおじいちゃんが一緒に遊んでくれたり。すこしドライブして、流しそうめんや川魚を釣りに行ったりしてくれました。
何日かそんなふうに過ごしていたら、2人に連れられてお出かけしました。
またどこかに遊びに連れていってくれるのかな?そんなふうに思っていたら、到着したそこは病院。
お母さんがベッドに寝ています。その横には小さなベッドがもう一つ。
「お誕生日おめでとう、お姉ちゃん」
私の誕生日に、妹が産まれて私がお姉ちゃんになりました。