旧長野県知事公舎は大正9年（1920年）に建てられた洋風建築と和風建築を接続させたユニークな建物です。約80年に亘り知事公舎として使用されましたが、平成15年（2003年）に時の田中康夫知事によって不要とされ、最終的に西澤権一郎元知事（昭和34～55年在任）の出身地である小川村が引き取ることになりました。平成16年（2004年）に、長野市から現在地に移築復元され一般公開されています。旧知事公舎は、知事の執務・接客空間である公邸部分と、私生活の場である私邸部分、及び土蔵で構成されていましたが、移築に際しては公邸のみが保存されることとなり、残る私邸・土蔵は破却されました。平成18年（2006年）に小川村指定有形文化財に指定されています。