その日はたまたま仕事で気仙沼へ。
早朝に海沿いを走っていたら、朝日が昇ってきた。
いつもなら特に気にせず走り続けたのに
何か気になって車を停めた。
名前もわからない小さな小さな港。
2016年。
あれから5年が経ち、この辺りもぱっと見はいつも通り。
誰もいない防波堤まで歩いて行くと、
シルエットの岩場の向こう
水平線から真っ赤な朝日がゆっくりと昇ってきた。
また歳を重ねて今日からまた1年。
こうして当たり前に生きている事に
この海を見ながらしみじみと幸せを噛み締める。
少し肌寒くて綺麗すぎる朝焼けに照らされて。