カンボジアで働いていた時のことです。
カソリック教徒の同僚の勧めで、誕生日は孤児院を訪問して子供たちにプレゼントを配る事にしました。
内戦が終わってまだ十数年の頃、戦争孤児も多く孤児院も沢山ありました。寄付の集まりにくい郊外の小さな孤児院を選び、職場の運転手にお願いして40分くらいの未舗装の道を走り向かいました。
到着し子供たちにお菓子や文房具をプレゼントすると、お礼にと20人ほどの子供たちが歌を歌ってくれました。思わぬ歌の贈り物にとても感動し泣いてしまいました。
帰りの車窓は、また違った景色に見えました。