投稿日:2017/05/31 投稿者:にゃん さん (千葉県・60代・女性)
既に他界した母は百合をこよなく愛した。晩年は体も頭も相当弱っていたが、これが最後かと思い昔一緒に行ったことがある百合の丘に誘った。約500Kmのドライブ中ずっと昔話を語っていたが、初めて聞く事柄は本当のことなのか母の頭の中の妄想だったのかは不明である。やっと現地に到着。そろそろ季節も終わりかけていたが、百合の群生を見た途端、少々歩行が困難になっていたにも関わらずどんどん行く母。施設に持って行くと言い苗のおみやげも買い、大喜びで帰宅した。それから間もなく亡くなったが、母が書いた文字を彫った小さな石碑をあの百合の丘に設置させてもらった。いつも百合の花と暮らしてニコニコしている母の顔が目に浮かぶ。















