

卒業を間近に控えた大学4年の3月、就職活動も無事に終わり、仲間で最後の思い出づくりに温泉旅行に。宿に向かう車内、すぐそこに迫ってきている新しい世界への期待や不安を語り合ったり、時には皆の好きな音楽で盛り上がって騒いだり。道中、夕暮れ時の山道でとても綺麗な夕陽に出会う。車を止め、夕陽に向かって、それぞれがそれぞれの今の気持ちを叫ぶ。友人への感謝、将来の不安。期待と不安が交錯しながらも最高の仲間たちと一緒に過ごした時間、最高の思い出はいまでも色褪せず、あの日見た夕陽のように眩しいほどに心に焼き付いている。