

3月の末に福島県裏磐梯の五色沼を訪ねてきました。
夫婦とも60代半ばを過ぎ、体のあちこちがキィキィ悲鳴を上げていますが、ザラメのような春の圧雪が残る山道をなんとか登り、漸く着いた見晴らし台から、春を待ってみました。
もうすぐ山肌に残る雪が解け、若葉がパステルカラーで柔らかな薄緑達を描きます。
それから、あちこちに薄紅色の桜が咲き、春風にハート型の花びらを飛ばします。
柔らかな日差しの中で、春の風景を思い描いていたら、
「その花びらの中から一枚だけ、とびきり綺麗なものを君に渡したい。」と、思いました。
春を待つこのひと時がいいなぁ~。