おじいちゃんとひ孫

義父の入院を見舞うため、私は息子夫婦とその８ヵ月になる娘とともに、名古屋から大阪までノートで行きました。それまで半ば意識がもうろうとしていた義父が、ひ孫が部屋に入ってきた途端、満面の笑みに。私たちが病室にいる間、ひ孫がベッドに近づくたび、おじいちゃんは弱々しく手を振ったり笑顔を見せたりと、その様子に回りは驚くばかり。義父はその数週間後に息を引き取りましたが、私にとって孫との始めての長距離ドライブは悲しくも胸が熱くなる思い出となりました。