

初夏になる頃、いつも私は幼いころの記憶がよみがえります。夏休みに入ると家族ぐるみの付き合いのある幼馴染といつも旅行に行くのが恒例行事でした。その夏もお祭りや花火などを楽しみました。出店が並ぶ中、親にもらったお小遣いを握りしめどれを買うか幼馴染と一緒に悩むときが一番楽しかったと今は懐かしく思い出します。お祭りの最後の花火は、とてもきれいで今でも心に残っています。また一緒に旅行ができたらいいのですが幼馴染は私よりも先に亡くなってしまい、今ではその夢はかないません。ですが、私は夏になると大好きだったそいつの顔を思い出すと、笑っていた顔しか思い浮かびません。楽しい思い出をありがとう。