猿投げ（さるなげ）と書いて「さなげ」と読みます。
　
　由緒ある猿投神社の奥を登って行くと､天然記念物の菊石が見られます。参道の横にある小川には、沢蟹がいて子ども連れの方は夏などは水遊びも楽しめます。

　山は東海自然歩道のルートに入っていて、道の整備がよく幼児も十分歩いて登れます。私は､娘が3歳の頃に連れて行きましたが、山道も階段があり、大人が手を引いて注意してやれば小さな子でも結構楽しんで登れます。ちょっと不安な方は、車で途中まで登ることも出来ます。

　特に何があるという訳ではありませんが。簡単に登れる割には、景色が素晴らしく中々の絶景です。途中には、薄暗くスリルを感じるような場所もあり、また案外登る人が少ないので穴場です。

　また神域ですので、最近流行りのパワースポットと言っても良いでしょう。歩いていると気持ちがすがすがしくなっていくような気がします。登った後の爽快感は､本当にお薦めです。

猿投山の上の方まで、猿投神社の横を抜け、暗闇の中、車であがっていき、ふと振り返ると木立から見える豊田市の夜景・・・そんなに華々しくもないけれど、ぼやっと町の灯りがうかび、そのうえには、星の光が・・・なにかほっとするひとときです。

標高629mの猿投山は約2時間ほどのハイキングコース。東海自然歩道の一部にもなっていて四季折々の原生植物が楽しめます。山頂の展望台からは西・南方面を望めば濃尾平野、名古屋市街、遠くは知多半島、伊勢湾、三河湾までが眺望できます。猿投山まで車で向かう途中もドライビングに最適。