イベント・特集

桜図鑑

日本の代表的な桜を、26種類ご覧になれます。おでかけ前にチェックして、今年のお花見をもっと楽しもう。
おでかけ先で気になる桜をみつけたら、「桜図鑑」でチェック!
早春に咲く桜(開花時期:3月上旬から3月下旬)
寒桜(かんざくら)
花は小輪、一重咲きで淡紅色。開花期は3月上旬。
暖地では1月中旬から花が咲きだす桜で熱海桜とも呼ばれます。寒緋桜と山桜の雑種と推定されます。
河津桜(かわづざくら)
花は中輪、一重咲きで紅紫色。開花期は3月上旬。
伊豆半島の河津町にある早咲きの桜で、寒緋桜と大島桜の雑種と推定されます。
寒緋桜(かんひさくら)
花は小輪、一重咲きで濃紅紫色。開花期は3月中旬。
中国から台湾に自生している桜で台湾緋桜、緋寒桜とも呼ばれています。花は釣鐘状の形となり花色と併せ独特の雰囲気をもつ桜です。
江戸彼岸(えどひがん)
花は小輪、一重咲きで淡紅色。開花期は3月下旬。
この桜は寿命が長く、山高神代桜(山梨県武川村)や根尾谷の淡墨桜(岐阜県根尾村)は千年以上の年月を経ているといわれています。
大島桜(おおしまざくら)
花は大輪、一重咲きで白色。開花期は3月下旬。
伊豆七島や房総半島などに自生する潮風に強い桜です。桜餅の桜の葉には、この桜が使われています。
陽春に咲く桜(開花時期:4月上旬から4月中旬)
染井吉野(そめいよしの)
花は中輪、一重咲きで淡紅色。開花期は4月上旬。
日本各地に植えられている代表的な桜です。江戸時代末期に江戸染井村(現在の東京都豊島区)から「吉野桜」として売り出されました。
山桜(やまざくら)
花は中輪、一重咲きで白~淡紅色。開花期は4月上中旬。
古来より親しまれてきた代表的な野生の桜です。花とともに展開する新芽の色が様々で、山野の景観を美しく彩ります。
八重紅枝垂(やえべにしだれ)
花は小輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月中旬。
花色が濃く八重咲きの美しい枝垂れ桜で、明治時代に元仙台市長、遠藤庸治が京都の平安神宮に献上したこともあるといわれています。
一葉(いちよう)
花は大輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月中旬。
花の中心から葉化した雌しべが1本でることからこの名がつけられた、強健で美しい八重桜です。
大山桜(おおやまざくら)
花は中輪、一重咲きで淡紅~紅色。開花期は4月中旬。
主に関東以北に多く自生している桜で、山桜にくらべ花や葉が大きいことからこの名がつけられ、花色の濃いことや北海道に多いので紅山桜、蝦夷山桜とも呼ばれます。
御座の間匂(ござのまにおい)
花は大輪、八重咲きで白色。開花期は4月中旬。
花の香りが強い匂い桜の一つで、江戸時代から栽培されていたものと推定されます。
白妙(しろたえ)
花は極大輪、八重咲きで白色。開花期は4月中旬。
白花の八重桜では代表的な桜で、樹勢が強く大木となります。
朱雀(しゅじゃく)
花は大輪、半八重咲きで淡紫紅色。開花期は4月中旬。
昔、京都の朱雀にあったのでこの名がつけられたといわれる桜で、朱雀(スザク)とも呼ばれます。
千里香(せんりこう)
花は大輪、一重咲きで淡紅色。開花期は4月中旬。
花に芳香があることが品種名の由来となった桜です。
御車返し(みくるまがえし)
花は大輪、一重八重咲きで淡紫紅色。開花期は4月中旬。
その花の美しさに御車を返してこの花を眺めたとも伝えられる桜で、桐ケ谷とも呼ばれます。
楊貴妃(ようきひ)
花は大輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月中旬。
その美しさから中国の楊貴妃を連想して名付けられたといわれる桜で、余り大きくなりません。
晩春に咲く桜(開花時期:4月下旬以降)
天の川(あまのがわ)
花は中輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月下旬。
枝は直立し、花も上向きに咲く桜で樹形は円柱形となるので狭い庭等にも適します。
鬱金(うこん)
花は大輪、八重咲きで黄緑色。開花期は4月下旬。
花色が黄緑色と珍しい桜で、ウコンの根茎を使って染めた色に似ていることからこの名がつけられたといわれています。その花色から欧米でもよく栽培されています。
関山(かんざん)
花は大輪、八重咲きで濃紅色。開花期は4月下旬。
八重桜の代表的品種で欧米でも広く植えられています。また、花の塩漬けは桜湯として用いられます。
御衣黄(ぎょいこう)
花は中輪、八重咲きで緑黄色。開花期は4月下旬。
古くから知られる珍しい花色の桜です。
松月(しょうげつ)
花は大輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月下旬。
昔、東京の荒川堤にあった、とても美しい八重桜です。
泰山府君(たいざいふくん)
花は中輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月下旬。
中世、桜町中納言が泰山府君に花の期間が長くなるよう祈った故事からこの名が付けられたともいわれる桜で、箒を逆立てたような樹形になります。
福禄寿(ふくろくじゅ)
花は大輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月下旬。
大輪の八重桜で、花弁がねじれる様に曲がることから Contorta (ねじれの意)という学名がつけられています。
普賢象(ふげんぞう)
花は大輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月下旬。
室町時代からあったといわれる古い品種で、葉化した雌しべが普賢菩薩の乗る象の鼻に似ていることからこの名がつけられたといわれています。
鵯桜(ひよどりざくら)
花は大輪、菊咲きで紅色。開花期は4月下旬。
長い間、絶滅したと思われていましたが1970年に石川県七尾市で再発見された珍しい桜です。
十月桜(じゅうがつざくら)
花は中輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月上旬、10~12月。
10月頃から咲き始め、翌春にも咲く、年2回花を咲かせる珍しい桜です。
※情報提供:日本花の会

春ドライブ特集 おすすめコンテンツ