父が運転する車で、毎年夏になると母の実家の大分に帰省していました。酪農を営んでおり、海のそばにある母の実家は子供の頃は全てが刺激的な場所でした。数時間というかなりの道のりでしたが、車の窓から見る景色が、都会からのどかな街並みへと変わっていき、山道を抜けて空港を通り過ぎ飛び立つ飛行機を見上げ…様々と目に映り込む風景に心躍らせていました。家族とのドライブといえばこの大分への帰省です。大人へと成長する過程でも父の運転する車は乗り心地が良く、唯一車酔いしない乗り物でした。今は私の運転する車に父を乗せて、子供の頃とは違って見える景色を楽しみながら帰省しています。