大学入試前、外の暑さと勉強ばかりの日々ですっかり滅入っていた自分。模試会場から歩いて帰る。一台のカッコイイ車が目に止まった。よく見るとうちの車たちと同じナンバー。運転席にいたのは父だった。誕生日プレゼントだよとフェアレディZのキーを差し伸べてくれた。ずっと大好きだった車、それが目の前にある。もちろん受験生の身で免許など持っているはずもなく、そのZを早く運転したいがために一生懸命に勉強をがんばった。あれから5年が経つが、乗るたびに新たな発見や幸せを与えてくれるとても大切なわたしの相棒。このフェアレディZという車をいつまでも大切に維持していきたいと思う。