投稿日:2018/04/10 投稿者:はゆらみろく さん (群馬県・30代・男性)

ドライブ。そんな響きを持つ時間が父とあったとしたなら、唯一あの日の道がそう呼べたのかもしれない。父の誕生日、新しく開通したバイパスを試そうと、普段一緒に行動することのない男2人が、その日はワクワクしながら同じ空間を走らせた。父の運転手姿を見るのは小学生以来のことだ。父も年を取ったのか、ハンドルがおぼつかないことがあり、それを終始横で心配しながら真新しい道を2人で流した。そしてそれが、父との最後のドライブになった。
今思えば、あの時に車窓から見た空はとても綺麗だと、2人同じ感想を言っていたんだね。父よ、長い道のりを、今までありがとう。息子より。



