投稿日:2017/06/15 投稿者:かみうさ さん (北海道・30代・女性)
幼稚園の帰り、迎えに来てくれたお母さんと誕生日ケーキを買いに百貨店まで車で行った。いつもの道。
窓からの光景は色を感じない、空虚だ。その年は、父親が亡くなったので、初めてお母さんと二人きりの誕生祝いだった。寂しい誕生日祝い…のはずだった。家に帰ると、壁はカラフルな装飾をされ、大小のプレゼントボックスが山積みになっていた。ケーキはいつもより一段多く、まるで、海外のドラマで観るような光景だった。今年は、お父さんの分まで盛り上げようとしてくれていたのだ。盛大な誕生日パーティーのお陰で私は、悲を乗越えた。いつもの道、いつもの駐車場、自宅までの帰り道、その日から、色を取り戻した。ありがとう、お母さん。










