投稿日:2017/01/16 投稿者:松山 さん (栃木県・50代・男性)
あれは私の親父が末期ガンに侵されていたときであった。
娘と遠い四国松山の実家に帰った。
娘は4歳のころであったろうか。
夕ご飯はすき焼きであった。
娘が実家の母の手伝いをしてくれて、台所からリビングに皿に生卵を運んでくれていた。
しかし、4歳であり、足元もおよびつかない。
私は機嫌が悪く、娘に「ほらほら、落とすぞー」と大きな声で叱った。
4歳の娘は私の声に驚いたのか、生卵を案の定落としてしまった。
4歳の娘である。泣いてしまった。
こんな父を許してくれるだろうか?
いつか、お嫁にいくのだろう。
どうか、幸せな家庭を築いてほしいと心から思っている。