投稿日:2016/10/10 投稿者:pipooz さん (埼玉県・50代・男性)

今から30年以上前のことです。当時は、父が自営業を営んでいた関係で、家族で旅行に出かけることもなかったのですが、父の取引先の会社の一つが島根県出雲市にあり、重点営業先ということで、父だけでなく、家族全員を本社と立久恵狭に招待してくれました。自動車で訪れた立久恵狭は、紅葉のシーズンで、切り立った崖一面に赤や黄色の紅葉が映え、川から流れ込む靄が白い絨毯のように見えました。崖の上から残光が照らす中、川岸に咲く秋の草花や崖を覆いつくす紅葉がすべて露に濡れ、とても幻想的な景色でした。僕は、これが桃源郷か!と感動したのを覚えています。もう一度、あの景色の中を歩いてみたいです。