若き日の思い出

日本の若者に感動の自動車の魅力を与えたのはクーペの文字であり、特に私自身も気に入ったのが日産サニークーぺであった。今から約47年前兄貴のサニークーペに同乗して真夏の天草の海岸沿いを走った時の思い出は、今でも忘れることが出来ない。海を見るとキラキラ光り、岸壁下の海水は水面までみえ、ラジオから流れる音楽は長崎の夜はむらさきと記憶する。
人とすれ違うとみんなが振り向く車だったし、良い意味で指を指される車だったことを肌身で感じた若い頃の一番の思い出であるがゆえに、それから日産の車を愛して現在に至っている。