妻が幼少を過ごした栃木県大田原市は豊かな自然に恵まれ、今年の夏はかつて妻が遊び場としていた林や川を子供たちと一緒に巡ってみた。なかでも那須岳山麓を源泉とし天然の鮎が遡上する清流としても知られる那珂川は子供たちを興奮させた。川の中に「落簀」(おてす)と呼ばれる仕掛け(産卵のため川を下る鮎を誘い込む)が設置された「黒羽観光やな」では、川辺からでも容易に鮎の泳ぐ姿が見えた。落簀に引き込まれまいと川の流れに逆らっているためか、人が近づいても逃げる様子はない。息子は水中を覗いて目前に鮎が泳ぐ姿に興奮し、帰宅後その様子を絵日記に描いていた。来夏はさらに上流を探検しようと子どもたちと約束し栃木を後にした。
投稿日:2015/08/19 投稿者:hinmi さん (神奈川県・40代・男性)