

私の親父はレッカーの運転手をしているせいか大きい車に良く乗っていた。
私と妹がまだ小学生のころ新車のセレナが突然家にやってきた。
この車に乗って私たちの家族はいろんなところに行った。
四国八十八ヶ所めぐりも行ったし
遠い親戚の家にも家族みんなで乗って行った。
ある日妹が車の免許を取ってこのセレナに乗った。
案の定、大きな傷跡を作ってしまった!
親父がうなだれたのを今でも覚えている。あの時乗っていたセレナはもう廃車になって
しまったが、私の勤め先の社用車が偶然にもセレナである。
そのときを思い出しながら運転している。
私にも大事な家族ができたらこんな車に乗りたいものだ。