サポートドライバー

父も兄も運転が好きで、家族が揃っているときはどちらかが運転手を担当している。私に出番がある時は、大抵食事の帰り道ぐらいなものだ。
ある時2人が、秩父の山道を自転車で下る計画を立てた。この時ばかりは山頂で自転車を下した後、車を麓まで運転するドライバーが必要ってことで白羽の矢が立った。
特別な経験を用意してあげることはできないけれど、自分が運転することでそれが実現可能になったことは、少なからず誇らしい事だった。

悪路が厳しくて気持ち悪くなったのも、今ではいい思い出だ・・・