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出発前の準備からリフレッシュ術まで高速道路の渋滞対策
ドライブにつきものなのが渋滞。とくにゴールデンウィークや夏休み、年末年始ともなると、高速道路を中心に渋滞は激しくなるばかりです。春から秋は気候もよく、ドライブ日和。行楽や観光は楽しみですが、到着するまでの運転でヘトヘトになってしまう人も多いのでは。
渋滞の発生自体は避けられないことですが、ちょっとした準備や心構えで、上手に回避できる場合があります。それでも渋滞にハマってしまったら、車内でできるクイックリフレッシュ法などでストレスを解消しましょう!
渋滞の発生自体は避けられないことですが、ちょっとした準備や心構えで、上手に回避できる場合があります。それでも渋滞にハマってしまったら、車内でできるクイックリフレッシュ法などでストレスを解消しましょう!
渋滞対策のポイント
-
- POINT 1
- 出発前に渋滞情報、渋滞予測を調べよう
-
- POINT 2
- できるだけ渋滞を避けて走る
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- POINT 3
- 渋滞しそうなときに運転で気を付けることは?
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- POINT 4
- 渋滞にはまったら、サービスエリアを活用しよう
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- POINT 5
- ストレッチと休憩でリフレッシュ!
渋滞対策のポイント
POINT1
出発前に渋滞情報、渋滞予測を調べよう
NissanConnect
まず大切なのは出発前の情報収集。現在、どこがどれぐらい渋滞しているのかを確認しておきましょう。できれば活用したいのが渋滞情報を表示できるカーナビ。現在の渋滞情報や今後の予測を踏まえた、最善のルート検索ができます。
ラジオ
基本はやはりラジオの渋滞情報。キャスターが紹介してくれるので、各地で起こっている渋滞の全体像がスムーズに把握できます。
渋滞回避のワザ!
時間をずらして出発する
深夜や早朝など、時間をずらすことで渋滞を避けられる場合があります。ただし、夜道の運転は昼間よりも注意が必要。睡眠不足など、疲れた状態での運転は厳禁です。時間と気持ちに余裕をもった運転を心がけましょう。
POINT2
できるだけ渋滞を避けて走る
少しでも先に進むために、空いている車線を探して走る…。という運転の仕方はオススメできません。渋滞の時に車線変更を繰り返しても、結局到着する時間はあまり変わらないからです。
それよりも、できるだけ渋滞自体を避けて走るという発想が大切。 刻々と変化するリアルタイムの情報を収集し、迂回路を検討したり、場合によっては、思い切って休憩を取りましょう。また、高速道路と一般道の混雑具合を比較して、うまく使い分けるのも有効です。
それよりも、できるだけ渋滞自体を避けて走るという発想が大切。 刻々と変化するリアルタイムの情報を収集し、迂回路を検討したり、場合によっては、思い切って休憩を取りましょう。また、高速道路と一般道の混雑具合を比較して、うまく使い分けるのも有効です。
SAの渋滞表示板
サービスエリアには各道路の状況を表示する掲示板が設置されています。広い地域をカバーしているので、迂回路の選定などに役に立ちます。
電光掲示板
刻々と移り変わる渋滞状況を表示する電光掲示板。渋滞があまりに続いている場合は、休憩を入れてリフレッシュすることも大切です。
ハイウェイラジオ
高速道路では渋滞専用放送のハイウェイラジオが流されています。周波数は1620kHz。ラジオによってはボタンひとつでチャンネルを合わせられます。
渋滞はなぜ起きるの?
上り坂
緩い上り坂ではドライバーが速度の低下に気づかないことが多く、後続車が詰まって渋滞が発生します。
料金所
料金所は広くなっているので、入る時はあまり渋滞はしませんが、再度本線へと合流する部分が狭くなり、渋滞が発生しやすくなります。
合流
インターチェンジやジャンクションなどに車両が集中するとスムーズに合流できるだけの交通容量を超えてしまい渋滞が発生します。
POINT3
渋滞しそうなときに運転で気を付けることは?
進行方向前方が渋滞していたら?
前方でクルマが止まっていたら、そのスピード差は一般道よりはるかに大きいことを意識しましょう。先の方で渋滞しているのが見え、先行車がブレーキを掛け始めたら、それまでと同じ車間距離を保ったままスピードダウンしましょう。
追突されないようにするには?
渋滞の最後尾につく場合には、後続車を3台くらい従えて自分が最後尾にならないようにしましょう。早めにブレーキを掛けて前方を開けるようにすれば大丈夫です。もし後続車がいない場合は、前を開けてハザードランプを点滅させ注意を促しましょう。
ラジオや渋滞掲示板などで渋滞情報を早く知ることが追突事故などを避ける点で大切です。
ラジオや渋滞掲示板などで渋滞情報を早く知ることが追突事故などを避ける点で大切です。
よそ見は厳禁です!
渋滞中の事故原因に多いのがよそ見。
隣のレーンにいるクルマが前進したのを見て、同じようにブレーキを離し追突したという例もあります。 渋滞のストレスで、よそ見をするなど注意力が散漫になったと感じた時は、休憩をとりましょう。
隣のレーンにいるクルマが前進したのを見て、同じようにブレーキを離し追突したという例もあります。 渋滞のストレスで、よそ見をするなど注意力が散漫になったと感じた時は、休憩をとりましょう。
POINT4
渋滞にはまったら、サービスエリアを活用しよう
事前に対策を立てても渋滞にはまってしまうのは仕方の無いこと。一度はまってしまうと、疲れたり、イライラしてストレスがたまります。そんな時こそSA(サービスエリア)で休憩をしてリフレッシュしましょう。最近ではフードコートも充実して、アミューズメント性をもったSAが増えているので積極的に活用してみましょう。
休憩は1時間ごとに
集中力を持続して、リラックス状態で運転するには1時間毎の休憩が効果的。もちろんそれ以前に疲労を感じたら早めに休憩して軽いストレッチなどでリフレッシュしましょう。
トイレ
渋滞時はトイレも混雑しがちです。行ける時に早めに行っておくのが後で慌てないポイント。とくに女性用トイレは混雑するので注意が必要です。
ガソリン
渋滞に入るとガソリンの補給はできなくなります。早めに満タンにして余裕をもったドライブを心がけましょう。ちなみに高速道路上のガス欠は整備不良での違反となるので要注意です。
SAとPAの違いって?
SA(サービスエリア)とPA(パーキングエリア)は厳密には違いがありませんが、給油設備/レストランが設置されていて、施設が大きい場所がSAと呼ばれていることが多いです。
休憩の時は、PAではなく、施設の整った大きなSAに寄りがちですが、あえてPAを選ぶことで混雑を避けることもできます。(一般的にSAは約60kmごと。PAは約20kmごとに設置されています)
POINT5
ストレッチと休憩でリフレッシュ!
休憩時にすぐできるクイックリフレッシュ法を試してみませんか?休憩施設などを利用して渋滞を上手にのりきりましょう。
車内でできちゃう!クイックリフレッシュ法
肩こりと疲れをとる「バンザイストレッチ」
1:背すじを、ぐっとのばしてバンザイ。腕をまっすぐにして、手首を写真のように後ろへ倒します。
2:ストンと力を抜きましょう。2呼吸置いてもう一度バンザイ。これを3回繰り返すと疲れや肩こりがやわらいできます。
みんなで渋滞ストレスを解消
渋滞が長く続くようなら、歌詞や曲名でつないでいく「歌しりとり」など、安全運転に支障がないゲームで同乗者がドライバーをフォローしてあげましょう。
ドライバーのストレス解消や眠気防止だけでなく、同乗者自身のストレス解消にもなります。
ドライバーのストレス解消や眠気防止だけでなく、同乗者自身のストレス解消にもなります。
上手な休憩と仮眠後は体操を!
運転時の集中力は2時間が限界と言われていることから、適度に休憩を。眠気が取れない場合は、30分でも仮眠するとかなり違います。また、仮眠をとった後の運転は、体操など運動をしてから再開しましょう。
【MEMO】仮眠のあとは、頭はすっきり目が覚めたつもりでも、身体がまだ寝ていて反応が遅くなっています。仮眠後10分以内の事故が多いことを忘れずに。
【MEMO】仮眠のあとは、頭はすっきり目が覚めたつもりでも、身体がまだ寝ていて反応が遅くなっています。仮眠後10分以内の事故が多いことを忘れずに。
取材協力:上陽堂整骨院(東京都豊島区)院長 上野陽一郎先生 宇津見眼科医院(神奈川県横浜市)院長 宇津見義一先生
- 監修:モータージャーナリスト 菰田 潔
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菰田潔(こもだきよし)
モータージャーナリスト交通安全や安全運転に関する判りやすい講演で定評。
自動車が好きというより、運転することが好きなモータージャーナリスト。
日本自動車ジャーナリスト協会副会長をはじめ、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、BMWドライバー・トレーニングのチーフインストラクターなどを兼務。また警察庁・交通企画課の違法駐車問題対策懇談会の委員を勤めるなど、自動車業界の多彩なフィールドで活躍している。
著書には「BMWの運転テクニック」(スコラ)や「BMWの運転テクニック2002」(メディアファクトリー)など。
※2010年4月取材の情報に基づきます。
※紹介する方法は一例です。おクルマの取扱説明書に従って、その場の状況に合わせた適切な方法で対処してください。
※紹介する方法は一例です。おクルマの取扱説明書に従って、その場の状況に合わせた適切な方法で対処してください。
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