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ビギナードライブ!Part2 [運転準備編] 1/2

クルマの機能を使って触って確かめよう
いざ運転席に座ってみると、クルマの中でしか見ない記号やアルファベットのボタンがいっぱい。あなたはいくつ正確に答えられますか?
エンジンをかけずに、さまざまなスイッチやボタンなどを触ったり、どこにどんな機能があるのかを、取扱説明書を片手にじっくり見てみたりするのも練習になります。運転しながらではなかなかゆっくり見られない、運転席まわりの装備をチェックしましょう!
「運転基礎編」を読み直したい人はこちらから
ビギナードライブ!Part1

エンジンを始動! キースイッチの位置と動きとシートベルト

『エンジンの始動はシートベルトをしてから』これを習慣にしましょう。カーナビの目的地設定もエンジンをかける前に、Acc(2)の位置でできます。準備ができたらシートベルトをしてからエンジンスタート。

ドライブ途中に停まってカーナビチェックする際にも、Acc(2)にしてエンジンを止めると燃費も良くなります。クルマから降りるときには、エンジンを止めてからシートベルトを外しましょう。
※注意! エンジンを止めたまま、オーディオなどを長時間つけていたり、キースイッチをON(3)、Acc(2)にしたままで放置しないように。バッテリーがあがってしまい、クルマが動かなくなる原因になります。
キースイッチの位置
0. LOCK
キーを抜き差しできる位置。また、ハンドルがロックされる位置でもあります。
1. ACC
エンジン停止時、オーディオ、電動ミラー、シガーライターなどが使える位置。
2. ON
3. START
エンジンを始動する位置(3)。手を離せば自動的にONの位置(2)に戻ります。

イザというときにあわてないために。スイッチの使い方チェック!

POINT1
ヘッドライト

ヘッドランプ点灯時、スイッチを前方に押すと上向き(ハイビーム)、手前にひくと下向き(ロービーム)になります。対向車や自転車、歩行者がいるとき、また先行車がいるときには眩しくならないように下向きに。

※ヘッドランプが上向きのときは、メーター内に青色の表示灯が点灯します。
ハイビームはいつ使う?
ヘッドライトの基本はハイビームです。しかし対向車や先行車がいるときは、眩しくないようにロービームにすることが法律で義務付けられています。市街地ではロービームで走ることが多いですが、クルマがいなくなったらハイビームにしましょう。
オートライトシステム
AUTOの位置に●を合わせればOK。
キースイッチ(イグニッションノブ)がONのとき、車外の明るさに応じてヘッドランプを自動的に点灯・消灯します。

POINT2
ワイパー・ウオッシャースイッチは?

OFFの状態から、スイッチを上げるとMIST、下げるとINT~HIの3段階で作動。MISTの位置では、スイッチを押し上げている間ワイパーが作動し、手をはなすと自動的にOFF位置に戻ります。スイッチを手前に引くとウオッシャー液が噴射。ワイパーが数回作動します。
ワイパー・ウォッシャースイッチ
MIST
1回作動
OFF
停止
INT
間けつ作動
LO
低速連続作動
HI
高速連続作動
※エンジン停止時に長時間使うと、バッテリーがあがり、エンジンの始動ができなくなるので注意。
ウォッシャー液がないときは?
ウオッシャー液が出ない時は、そのままで30秒以上作動させるのは避けて。モーター故障の原因になります。

POINT3
O/Dって何の略?

O/Dとは「オーバードライブ」の略。このボタンを押すとO/Dキャンセルのランプがメーター内に点灯し、エンジン回転が一番低くなるギヤに入らないようにします。混雑した道で頻繁に走行スピードが変化するときに使用すると、機敏な運転ができます。

POINT4
非常用点滅表示灯スイッチの場所を確認!

渋滞時に、後続車に注意を促したり、故障などでやむを得ず路上駐車する場合や非常時に使います。
車種によって、位置が違う場合があるので、発進前にスイッチの位置を確認するのがベスト。

POINT5
燃料補給口とオープンするスイッチは…。どこだっけ?

燃料補給口を開けようとしたら、トランクやボンネットが開いた…。なんて人もいるのでは?ガソリンスタンドに入る前に、燃料補給口やオープンするスイッチの位置を事前に確認しておきましょう。
スイッチの位置を事前に確認
監修:モータージャーナリスト 菰田 潔

菰田潔(こもだきよし)
モータージャーナリスト

交通安全や安全運転に関する判りやすい講演で定評。

自動車が好きというより、運転することが好きなモータージャーナリスト。
日本自動車ジャーナリスト協会副会長をはじめ、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、BMWドライバー・トレーニングのチーフインストラクターなどを兼務。また警察庁・交通企画課の違法駐車問題対策懇談会の委員を勤めるなど、自動車業界の多彩なフィールドで活躍している。
著書には「BMWの運転テクニック」(スコラ)や「BMWの運転テクニック2002」(メディアファクトリー)など。

※2015年9月更新(2006年10月公開)
初心者ドライバーの方必見!
ペーパードライバーの方も、ベテランの方も、クルマの運転を基本から見直してみませんか?
運転しながらではなかなかゆっくり見られない、クルマにある運転席まわりの装備を確認しましょう。