国立京都国際会館は、観光スポットとして訪れる所ではないと思われるかもしれません。私は建築マニアでも、京都国際会館の広報課の人間でもありません。でも、この建築物はかなり魅力的です。例えば、大阪万博に興味がある方や60年代の建築物が好きな方にはおすすめです。理由は、60年代の「あの頃の匂い」が感じられるからです。この会館の設計者は、有名な丹下健三氏の片腕だった大谷幸夫という方です。丹下氏の作品（広島平和記念資料館など）をいくつか見ると、その共通性と魅力を感じられると思います。
　こう書いてしまうと、ちょっと堅苦しいかもしれませんが、隣接する宝ヶ池公園を楽しみつつ、眺めて見て欲しいですね。
　国立京都国際会館は、毎月の決まった見学日に予約をしないと、中を見ることができません。ただし、会館の周辺と日本庭園は自由に見せてもらえるので、都合の合わないときでもそこそこ楽しめます。