移り変わる歩行者天国の歴史。
休日に車両通行を禁止し、歩行者だけに道路を解放する「歩行者天国」の始まりは、1970年8月2日のことです。銀座、新宿、池袋、浅草の4カ所で本格的な歩行者天国が実施され、銀座では23万人、4カ所で計80万人の人出があったことから当時のインパクトがうかがい知れます。広々とした車道を歩くのは気持ちがよく、80年代の原宿では派手な衣装に身を包んで踊る、竹の子族やローラー族といった若者文化が大いに盛り上がりました。今では何気ない風景の歩行者天国ですが、時代とともに変化を遂げているのですね。