ひと口にタイヤチェーンと言っても、鎖状のスチールタイプやゴム製など、さまざまな種類があります。またサイズに関しては、装着可能なサイズが決められているので、愛車のタイヤに合ったサイズのチェーンを用意しなくてはなりません。クルマを買い替えた場合、タイヤサイズが変わっていると装着ができないことも考えられるので、出発前に確認しておくといいでしょう。
チェーンを購入する際には、タイヤの横の部分に明記されている、タイヤサイズを確認しておき、これに対応するチェーンを選びます。サイズが合わない場合は装着できなかったり、脱落する危険性もあるので、注意が必要です。
チェーンを装着するのは雪道上で、寒い中の作業となります。軍手は冷たい水分が染みてくるのでゴム手袋を選びましょう。
スチール製は安価でグリップは高いですが、振動が大きくなります。一方ゴム製は価格は高めですが、グリップと静粛性を両立しているのが特徴です。
寒い中で、スムーズに作業をするために事前の準備が大切です。
チェーンのセット内容を確認して、どれがどんな役割を持っているのかなどを把握しておきましょう。またクルマによって前後、装着するタイヤが異なります。基本的に駆動輪に装着しますが、4WDの場合は車種によって異なるので、取扱説明書を見て確認しておきます。
一度広げて、しっかりと伸ばしておきます。同時にサビや切れなどが出ていないかなどを点検します。
チェーンには裏表があります。正しい向きで装着しないと危険な場合もあるので、正しい向きを確認します。
チェーンだけでなく、付属品も使用して固定します。すべて揃っているか。また使い方も事前に把握しておきましょう。
いきなり装着するのではなく、取扱説明書をまずは熟読して、作業の流れをイメージしておくのが大切になります。ポイントはタイヤの裏側のリンクをどうやって連結するのか? また表側の固定の仕方もチェーンによって異なるので、事前に確認しておくといいでしょう。
チェーンを事前に確認した指定の駆動輪に上から被せます。
表側をゴムバンドで仮止めします。仮止めなので3カ所でかまいません。
後ろ側を多めに伸ばしてある点がポイントになります。
ゆっくりと前に進み、チェーンも一緒に回転させます。
連結部分が上部に来たら止めて、表と裏にあるリンクをつなげます。
表側にあるフックすべてにゴムのバンドを引っかければ完了です。
最後にゆっくりと前後に動いて、ゆるみ、リンク類の外れなどがないかを確認します。もしゆるんでいる場合は、点検をして増し締めをします。問題がなければ、これで装着は完了です。