ドライブを安全かつ快適に楽しむには、クルマの“点検”が重要で、ドライバーには「日常点検」が法律※により義務づけられています。
「法律で義務づけられている」というと、敷居が高く感じるかもしれませんが、ほとんどはクルマを見て確認する簡単な点検です。
今回ご紹介する日常点検のポイントをチェックして、安全で快適なドライブをお楽しみください。
ボンネットのなかにはトラブルの芽が多く潜んでおり、定期的なチェックが必要です。ボンネットはアクセルペダルの上にあるレバーで開けることができます。5種の液量の点検が完了したら、ボンネットを軽く上から落とすようにして確実に閉めましょう。
タンク側面の“MAX”と“MIN”のラインの間に、ブレーキ液量があるかを確認しましょう。また、漏れがないかも確認しておきましょう。
内部は6つの部屋に分かれています。それぞれ液量のバラつきがないか、タンク側面で液量をチェックします。
蓋を開け、液量が十分に入っているか確認します。寒冷地では凍結していないかもチェックしましょう。
タンクの側面で液量を確認。熱によって液量が増減するので、エンジンが冷えてから確認しましょう。
オイルレベルゲージのヨゴレを、布でふき取ってから点検します。付着するオイルが、HとLの間なら問題ありません。
次に、クルマの外観をチェックします。クルマのボディにキズやヘコミがないかを確認しながら、グルリとクルマを一周してみましょう。チェックのポイントは、細部を見るだけでなく広い範囲も同時に見るようにすることです。ボディ以外にも、ライト類とタイヤをここで点検しましょう。
タイヤに亀裂がないかチェックしつつ、溝部分が均一になっているか、小石などごみが詰まっていないかを確認します。タイヤにスリップサインが見られる場合は、溝の深さが1.6mm以下ということです。この場合、タイヤの交換が必要です。
適正な空気圧は、運転席側のドアを開けた部分に記載されています。燃費悪化の一因にもなるので、適正な空気圧になるよう1カ月に1回は点検&補充しましょう!
レンズの汚れや割れをチェックし、正しく点灯するかも確認します。正常につかない場合は、電球の交換が必要かもしれません。
運転操作に関わる部分は、運転席に座って確認しましょう。まずはエンジンを切った状態で各部の動作を確認し動きに不具合や不自然な点はないかをチェックし、最後にエンジンをかけて点検しましょう。
踏んだときの違和感の有無や奥まで踏む際に底が感じられるかをチェック。ペダルが床に着かないかも確認しておきましょう。
ペダルを踏み込み(手で引っ張るタイプはレバーを引き)、ノッチ数※が適正であるかを確認。
ウォッシャーを作動させ噴霧や向きを確認。ワイパーは“間欠”“低速”“高速”で正常に動作するか確認しましょう。
すぐにエンジンがかかるか、不要な振動や異音がないかを確認しましょう。
走行中のクルマの状態にも注意が必要です。走行しはじめた段階で、ゆっくりとアクセルペダルを踏んでスムーズに加速するか、ブレーキは自然に違和感なく効くかを確認しましょう。窓を開けておくと、車外から出ている異音を発見しやすくなります。
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