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快適な車内で快適ドライブを! クルマのニオイ対策のコツ
※2009年11月取材の情報に基づきます。
※ご紹介する方法は一例です。実際には周囲の状況やおクルマに合わせて最適な方法で安全に運転してください。

汚さないように気をつけていても、クルマの中はいつも湿気や高温にさらされニオイが発生しやすい環境にあるので、いつのまにかクルマ特有のニオイがこもってしまうことがあります。

ニオイの元となるひとつに車内の湿気があります。車内の湿気が多いと、ニオイを発生させる雑菌が繁殖しやすくなります。

今回は、クリーンな車内で快適なドライブを楽しむための、ニオイ対策をご紹介します。

【POINT 1】ニオイの元となる湿気をシャットアウト

クルマの湿気の2大原因

ニオイを発生させる雑菌は、湿気が多く、高温になる場所を好みます。つまり湿気はニオイの元となるわけです。雨の日など、湿気が侵入した後は、エアコンを上手に使うなどして、できるだけこまめに除湿を行ないましょう。定期的に窓を開けて換気するのも対策に有効な手段です。

車内に侵入する湿気は大きくふたつあります。まずは車外から持ち込まれる水分。とくに雨の日は、靴や畳んだ傘などから、フロアマットに多くの湿気がたまることになります。

もうひとつ、エアコンも湿気のたまりやすい場所です。作動しているときは除湿効果があるのですが、止めると取り除かれた湿気がそのまま内部に残ってしまいます。

効果的な湿気対策

濡れたフロアマットは干すようにしましょう。マットは想像以上に水分を吸い込んでいるので、マットの奥までしっかりと乾燥させるためにも、長めに干すようにしましょう。
冷暖房を止めたあと、内部に残った湿気を取り除くために、数分の間、送風にして乾燥させます。また各吹き出し口から順番に風を出してやるとさらに効果的です。

こんなものもニオイの原因に…

タバコの吸いがら。お菓子を食べたときのクズ。さらにはこぼしたコーヒーなどもニオイの発生源になります。またしばらくすると腐って、悪臭へと変わることもあるので、吸いがらはこまめに捨てたり、こぼしたものは掃除機をかけるなどしてできるだけ早く取り除くようにしましょう。

【POINT 2】エアコン周辺をきれいにして、きれいな空気循環を

エアコンは車内の空気を快適に保ってくれる効果がありますが、内部にゴミや湿気がたまりやすく、ニオイの発生源になることもあります。

また内部だけでなく、吹き出し口の周辺にはホコリがたまりやすく、これも放置したままにしておくとニオイの原因になります。エアコン内部に雑菌が繁殖してしまうと、吹き出す風に乗って車内に流れてしまいます。

ニオイだけでなく、健康にも悪影響を与えてしまいます。一部の車種には、除菌作用のあるプラズマクラスターエアコンも搭載されています。

エアコンクリーニングのポイントはここ

エアコンの内部にたまったゴミ。さらには落ち葉や虫の死骸などが腐敗して悪臭の原因となります。それらの侵入を防ぐのがエアコン用フィルターです。交換は1年に1度が目安で、グローブボックスから引き出すタイプはユーザーでも交換できますが、内部に入っているタイプはディーラーでの交換となります。日産では活性炭入りフィルターやわさびの殺菌効果を利用したわさびデェールを用意しています。
内気循環は足もとに吸気口があります。
ゴミやホコリがたまっていると吸い込んでしまうので、定期的にきれいに。
ホコリが溜まりやすいフィン形状になっています。薄手のタオルなどで、ひとつひとつをなぞるように拭き上げるのがコツです。
クリーニング後、風量強めでエアコンを作動させ各吹き出し口から風を出し、さらに外気と内気を切り替えて、エアコンシステム全体の換気をしましょう。

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