走行中の突然のパンクは、走りが不安定になるため、ベテランドライバーでも対処に困ることが…。でもたいていのクルマは「スペアタイヤ」を搭載しているので、交換さえできれば、また走ることができます。タイヤ交換の手順をきっちりとおさえて、突然のトラブルに対応しましょう。
タイヤ交換の作業は、ジャッキで車体を持ち上げるので、できるだけ平らな場所を選んでクルマを停めるのが鉄則です。一般道路ならスペースに余裕のある路肩。高速道路は緊急路側帯などに入れられるとより安全です。
※やわらかい地面の上では行わないでください。ジャッキが倒れ、事故につながるおそれがあります。
スペアタイヤの搭載箇所は車種によって異なりますが、多くはラゲッジの床下にあります。
ジャッキは、本体とアーム、ナットをゆるめるレンチがセットになってスペアタイヤの近くにあります。
ボディを上げるため、まずはジャッキをセットします。ボディ下の凹んでいる部分にジャッキをしっかりと当てます。ジャッキをかける位置と対角線の位置にあるタイヤに輪止めをします。
ナットが硬くてゆるまない場合は、足でレンチを使うと外しやすくなります。ただし、ネジ山を痛めるので締める時は足では行わないように。
スペアタイヤを持ち上げる時は、力任せではなくひざの上に腕を乗せてテコのようにするとスムーズに上げられます。
ナットを締める時も要注意!上の写真のように星を描くように、対角線上にあるナットを少しずつ締めていくとゆがまずに均等にホイールが固定できます。
タイヤの空気は自然に減っていきます。月に1度は空気圧を点検して、足りないなら補充しましょう。指定空気圧は運転席のドア部分にある表記で確認できます。
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