とにかく雪で前が見えません。ゆっくりと慎重に運転していました。彼女もこの状況に不安を隠しきれず、フロントガラスの向こう側を目を細めてみていました。華厳の滝の雄大さに感動し、二人で時間を忘れ夕方近くまで眺めていました。ちらついていた雪が、滝をさらに神秘的に見せてくれていたのが本当に美しかったのです。しかしその雪がこんなにも降ってくるなんて。とにかく、早く安全にくだらなければ、その一身で運転していました。ふと見ると温泉の矢印が・・・・。私も彼女も二人で指をさし、「よっていこ」そのまま車を矢印のほうへ進めました。どんな効能があるのか、そんなことより今までで一番気持ちのいい湯でした。

投稿日 2010/12/19
あきら さん (茨城県・30代・男性)

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