1932年4月24日、今はなき目黒競馬場で第1回日本ダービーが開催されました。かつて馬は動力としても大活躍。その名残は「馬力」という言葉にうかがえます。馬1頭当たりの仕事量に由来する単位で、75kgの物を毎秒1m動かす力を表します。クルマのスペック表などにあるエンジンの最高出力はキロワット表示することが国際標準とされていますが、日本では馬力表示に馴染みがあるため、キロワット表示と馬力表示が併記されていることが多いのです。メカニックな世界と古くからの風習、そのギャップが面白いですね。