八ヶ岳に行く時は必ずここに寄ります。以前、TVで２回ほど「高原へいらっしゃい」というドラマの舞台になった所だそうです。涼しくて景色も最高で、ここに来ると心がとても落ち着きます。また、ここに訪れた人たちが記念に残していく言葉や絵などを書いたスケッチブックが、ここが出来た時からのものがあり、いろんな人たちの思いを読んだり、前に自分が来た時のものを見つけて読むのも楽しいです。

昭和５０年ごろのテレビドラマ「高原へいらっしゃい」で使われていたヒュッテ。凄く憧れて当時行ってみました。全くの殺風景な高原の中にぽつんと建っていた山小屋。そんな感じのホテルでした。しかし泊まってみると荒々しい丸太造りの洋風建築に驚かされ期待通りの宿泊施設でした。秋は少し肌寒い感じで、暖炉が欲しいくらいでしたが、室内のいたる所に熊の彫刻が彫ってあり、ヒュッテの人に建物の歴史物語を聞かせ貰い感激した事を思い出します。一年を通じて自然と語り合える素晴らしい憩いの場と言う感じですね。先日久しぶりに妻と訪ねてみると、結婚式場や音楽ホールなどいろいろな施設ができ、周りの雰囲気も大きく変わっていました。でも相変わらずの高い空、高原の輝いた景色は当時のままだった事が嬉しかった。レストランでの食事も当時と比べると美味しさの雰囲気がなくなった分落ちた感じがしましたが、フレンチ風な味わいが食欲をそそりました。食べながら今は故人になってしまった、田宮次郎さんの一場面を思い出しながら秋風の吹き始めた高原を後にしました。何度でも行ってみたい素晴らしいスポットだと思います。