実はあまり報道されていませんが、この植物園がある佐原も地震により甚大な被害が出た地域です。もともと沼地を農地、宅地化したこともあり、液状化現象により道や駐車場は大きく歪み、古い家屋は屋根瓦が崩落していました。
植物園にも液状化の影響が出て、あやめが生育しているエリアは凸凹になり、船が渡ることで有名な池の底から砂が噴出し、とても睡蓮や蓮が生育できる環境ではないくらい濁ったそうです。
あやめ祭りの開催も諦めよう、当初関係者はそう思ったそうです。しかし、兼業農家が多く、その大半が観光業に従事している佐原としてはどうしても、あやめ祭りをやめるわけにはいかないと、突貫工事になることを覚悟で、必死に植物園の整備にあたったそうです。

そのおかげで、私が訪ねた６月１８日は、見事にあやめや睡蓮が咲き誇る、いつもの植物園の姿に戻っていました。関係者の皆様には本当に頭が下がる思いです。

見所は途方もないほどの種類のあやめと、そのあやめを船から優雅に眺める園内の池を巡る遊覧船です。
こんな居心地のいい植物園はそうはないというくらい、おすすめの和み系植物園です。

藤、花菖蒲、はすを中心に水郷筑波国定公園の表玄関として水と緑を生かした観光レクリエーション施設。
7月下旬～8月上旬にかけて開花する花ハスは、品種数日本一となる300品種以上を見ることができます。
今年は日照不足のため開花が遅れ、見頃は8月上旬から。ハスは早朝に花が開き、午後には閉じてしまうため、満開を見たい場合はお早目の来園がおすすめです。
東洋一の規模を誇る花菖蒲は、例年6月に開催される「あやめ祭り」で見ることができます。

毎年、水郷佐原水生植物園では嫁入り舟での結婚式を募集しています。
抽選でここで結婚式を挙げることが出来ます。
宮司は香取神宮からいらっしゃいます。

皆さんも応募してみては