私の誕生日の日に仕事から帰ると、小学2年生になる長男が「はい!これ!」
「どうしたの?」と聞くと「誕生日でしょ?僕が一人で買いに行ったんだ。」と袋の中にはシュークリームと小さなメッセージカードが入っていた。文字が震えているのがわかった。きっと丁寧に息子なりに一生懸命書いたのだと気づいた。そのあと息子を車に乗せて習い事に向かった。「ぼく、この道を歩いて行ったんだ」と詳しく話してくれた。近所にあるケーキ屋さんに歩いて行く姿、手伝いをして大切にお小遣いを貯めていたお金を握りしめて行ったのだろう。色んな姿を想像すると涙が込み上げてきた。