離れて暮らす祖父に元気がないと連絡。足腰が心配で、慰安旅行に行けなくなったらしい。私は、久しぶりに車を走らせて祖父に会いに行った。「ドライブしない?」の言葉から、頑固な祖父と一緒の二人ドライブがはじまる。「何処いく?」「しらん」「昔色んな所に行ってたでしょ?」「忘れた」…「景色綺麗ね」「そうやな」…他愛の無い会話を、祖父とこれだけ長時間、二人だけで話したのは初めてだった。ドライブのお陰かwあっという間に長距離のドライブ。富山の神通川まで来た。季節が早すぎたか、紅葉はいまいち。でも風景を眺める祖父の晴れやかな顔みて、疲れが飛んだ。隣で微睡む祖父を助手席に乗せ、帰路を急ぐ幸せ。