

子どもたちも大きくなり、それぞれが忙しくて一緒に夕食を食べることもなかなかままならなくなった。今年の誕生日も1人、簡単な夕食をすませると、借りてきた昔の映画を観ながら一息。すると、単身赴任中の夫が突然帰ってきた。続けて息子と娘も。
誕生日だよね、どこか食べにいこうか、夫が言う。免許をとって1年の息子が、俺が運転するからドライブがてらみんなで行こうよと。漆黒の夜に宝石を散りばめたような街の灯り、大好きな東京タワー、あーときめくことも少なくなったけれど、夜のドライブはロマンチックな気持ちにしてくれる。人生に乾杯!夜の東京はステキすぎて涙がでた。